暁 〜小説投稿サイト〜
26歳会社員をSAOにぶち込んで見た。
第一話 Sword Art Online Dirac
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タイミングで、隣から声が!
 今度はちょいヲタっぽそうな兄ちゃん!
 これはキテる! これで勝つる!
 抑えられない気持ちを開放しながら、ハイテンションで対応する。
「うおお! お願いします!」
 早速パーティ申請、これで2人目!
 俺を含めて三人!
 キテる! これはキテるぞ! 後は!? 後はいないのか!?
 そう思って顔を上げると、目の前に。
 見るからに腐ってそうな、女子高生がいた。
「PT申請、いいですか?」
「お、おう……」
 なんかなんとも言えないオーラに圧倒されながらも、申請する。
 これで、4人。
 よし、丁度よくなった……!

「PT募集、締め切ります!」
 最後にそう叫び、集まった三人に頭を下げる。
 これはMMOではマナーってやつだろう。
「募集の参加、ありがとうございます! 自分の名前はArusu、2レベです。 ベータからやってます!」
 軽く自己紹介をすると、ヲタっぽそうな兄ちゃんが反応する。
「お、奇遇ですね! ボクもベータからなんですよー。 あ、ボクSunnyって言います、レベルは2です。 お願いしまーす」
 その兄ちゃんに続くように、腐女子っぽい女子高生が喋りだす。
「Ouka、レベルは2です。 お願いします」
 非常に簡潔に締められたが、いいよ、全然いいよ。
 どうせPT組むだけだし。
 で、最後に自己紹介するのは、二十歳の女の人。
「えっと、Hoimi、レベル1です、お願いします」
 ああ、なんか凄い回復しそうな名前だ。
 MMOがMMOなら、こいつはきっと僧侶とかプリーストだな。
 まぁそんなことはどうでもいい。
 兎に角、この人らに事情を説明しないと。
「自己紹介ありがとうございます。 それで、早速なんですが、狩場の確保と移動を行います。
この辺りは恐らくすぐに人が押しかけるので、次の街、できれば次の次あたりくらいの街まで移動して狩場の確保。
その道中でのレベル上げを行いたいと思います」
 俺がそう説明すると、それがわかったのは、Sunnyこと、サニーさんのみのようだった。
「なるほど、妙案ですね。 レベル上げの順番は?」
「レベルが低い方から底上げって感じで、もちろん生存が第一条件ですので、そこは全員でフォローしながら」
 そんな感じの会話をしていると、Oukaこと、オウカ、いや、桜花なんだろう、彼女が話しかけてきた。
「難しい話してるとこすみませんけど。 どうせならタメ口で喋りません? なんか緊張でアレですし」
 ……まぁ、彼女の言うところに思うとこはある。
 確かに堅苦しいし、ゲーム内でここまでって部分はあるだろうな。
 この人らも楽しみたいだろうしな。
「了解。 んじゃ、俺は今度からこうするわ。 サニーさんとかはどうします?」
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