第一話 Sword Art Online Dirac
[4/9]
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
タイミングで、隣から声が!
今度はちょいヲタっぽそうな兄ちゃん!
これはキテる! これで勝つる!
抑えられない気持ちを開放しながら、ハイテンションで対応する。
「うおお! お願いします!」
早速パーティ申請、これで2人目!
俺を含めて三人!
キテる! これはキテるぞ! 後は!? 後はいないのか!?
そう思って顔を上げると、目の前に。
見るからに腐ってそうな、女子高生がいた。
「PT申請、いいですか?」
「お、おう……」
なんかなんとも言えないオーラに圧倒されながらも、申請する。
これで、4人。
よし、丁度よくなった……!
「PT募集、締め切ります!」
最後にそう叫び、集まった三人に頭を下げる。
これはMMOではマナーってやつだろう。
「募集の参加、ありがとうございます! 自分の名前はArusu、2レベです。 ベータからやってます!」
軽く自己紹介をすると、ヲタっぽそうな兄ちゃんが反応する。
「お、奇遇ですね! ボクもベータからなんですよー。 あ、ボクSunnyって言います、レベルは2です。 お願いしまーす」
その兄ちゃんに続くように、腐女子っぽい女子高生が喋りだす。
「Ouka、レベルは2です。 お願いします」
非常に簡潔に締められたが、いいよ、全然いいよ。
どうせPT組むだけだし。
で、最後に自己紹介するのは、二十歳の女の人。
「えっと、Hoimi、レベル1です、お願いします」
ああ、なんか凄い回復しそうな名前だ。
MMOがMMOなら、こいつはきっと僧侶とかプリーストだな。
まぁそんなことはどうでもいい。
兎に角、この人らに事情を説明しないと。
「自己紹介ありがとうございます。 それで、早速なんですが、狩場の確保と移動を行います。
この辺りは恐らくすぐに人が押しかけるので、次の街、できれば次の次あたりくらいの街まで移動して狩場の確保。
その道中でのレベル上げを行いたいと思います」
俺がそう説明すると、それがわかったのは、Sunnyこと、サニーさんのみのようだった。
「なるほど、妙案ですね。 レベル上げの順番は?」
「レベルが低い方から底上げって感じで、もちろん生存が第一条件ですので、そこは全員でフォローしながら」
そんな感じの会話をしていると、Oukaこと、オウカ、いや、桜花なんだろう、彼女が話しかけてきた。
「難しい話してるとこすみませんけど。 どうせならタメ口で喋りません? なんか緊張でアレですし」
……まぁ、彼女の言うところに思うとこはある。
確かに堅苦しいし、ゲーム内でここまでって部分はあるだろうな。
この人らも楽しみたいだろうしな。
「了解。 んじゃ、俺は今度からこうするわ。 サニーさんとかはどうします?」
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ