第一話 Sword Art Online Dirac
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でみません?」
「な、なんだアンタ……。 今それどころじゃないだろ……!」
なんだかドン引きされてしまった。
しかもあろうことか今それどころじゃないとか、もう論外。
今こそそれどころだって……。 動かないでどうすんの……。
じゃあ、そっちにいる小太りの兄さん。 ちょいとくだけた感じで行ってみるか。
「なぁ兄ちゃん、PT組もうやぁ……?」
「ハァ!? 何言ってんの!? つか何その態度。 人に頼む態度ってもんがあるだろ!」
うあ、うぜ、まぁ、確かにマナーがなってないのは認めるけど。
いやー、こいつとは組みたくないな。
じゃあ、ここはちと別な場所で……。
丁度よさそうな、俺と同じくらいの兄さん。
「あの、PT組みませんか?」
今度は紳士的な態度で言ってみる。
「あ、え、いや、あの、ちょっと……」
キョドりっぱなし。
まぁ、俺も人から話しかけられたらこうなるんだろうな……。
なんか同属嫌悪だ……。
じゃあー、そこの女の子!
あまり可愛いとは言えないぜ、眼鏡っ子。
「そこの君。 PT組みません?」
「え、なんですか……?」
すっげぇ嫌悪の目で見られた。
やっぱ異性はダメか、そりゃそうだよなー。
つか俺も逆に緊張するわ。
そんなことを思って振り向くと。
あれ……さっき断った小太りのやつ、PT組んでるっぽいぞ……。
どういうことなの……。
しかも、高校性くらいの兄ちゃんもなんだか人と集まってるじゃないか。
……俺、完全にぼっちだ。
何、何なの、俺が何をしたの?
ああ、くそ、俺の顔が憎い、ブサメンが憎い。
自分のコミュ障っぷりが凄く憎い。
しかし、ここで諦めちゃダメだ……。
だからこそ、声かけをやめない……!
どうせ、ゲーム内だ! 割り切れ!
「誰か! 誰でもいい! 俺と! PTを組んでくれ! PT募集!」
そう叫ぶも、その叫びは、広場の雑踏に消えていく。
心が折れそうだ……。
もう、ソロでいいか……。
そう思ったその時。
「あの、僕でよければ……」
背後から、そんな声が聞こえた。
幻聴か!? マジか!? マジかっ!!?とか思って振り向くと。
そこにいたのは、普通……とは言えないけれど。
まぁ、普通よりちょい下くらいの、二十歳の女性。
ていうか何故『僕』?
まぁいいよ、どうでもいいよ! そんなん!
「え、マジすか!? お願いします!」
もう反射的に、PTの申請をあっちにすると、相手は少しだけオドオドした後、承認をしてくれた。
よし、よし! これはいい傾向!
本当はあと1人か2人ほしいところだが……。
最悪、これでも……!
「あの、PT募集とかしてなかったですか?」
さらにこの
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