暁 〜小説投稿サイト〜
26歳会社員をSAOにぶち込んで見た。
第一話 Sword Art Online Dirac
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逆に人殺しだ。
 だがそれがどうした。
 元々楽しむためにゲームを買ったんだから、楽しまなきゃ損だろ。
 ナーヴギアだって、ゲームだって結構したんだぜ……。
 なけなしの給料から払って……。
 いや、これはしめっぽくなるからやめよう。
 因みに俺は二十六歳、中小企業平社員、手取り十五万、彼女いない、ヲタク。
 こっちの世界でのキャラクター名、『Arusu』。
 名前の由来は某ゲームのキャラ。
 因みにメジャーな方じゃなくてマイナーな方のドラマCD。
 っと、そんな自己紹介や現状把握はこれくらいにしよう。
 まずはゲームを進めないといけない。
 さっきのやつの説明、いや、さっきのやつはゲームマスターなんだっけな。
 とにかく、このゲームは全部で100層あって、1層ごとにボスが存在するらしい。
 100層目のボスを倒せばゲームクリア、晴れてゲームから開放ってことらしい。
 まぁんなことは望んでないが、やることはやるべきだな。
 てことでまずはレベル上げだ。
 俺はこの瞬間までにレベル2まで上げている。
 通常MMOと同じく、最初だからということで、すぐに上がった。
 しかし普通に考えろ。
 100層まであるとして、おおよそ、そこまでのレベルの限界は100〜150ってとこだろう。
 てことは、レベルに関して鬼門がある。
 通常MMOでの鬼門レベルというのは基本、30、50、70、80、100、120くらいだ。
 ライトユーザーは30あたりでやめる。
 少しやりこんでも、50あたりで伸びが悪くなり、やめていくやつが増える。
 70、80という数字は、大体ここまでやりきったという達成感によりやめたりする。
 あとは職業があるネットゲームだと、このあたりで上級職だ。
 てことで、それを当てはめると。
 10、15あたりが最初の鬼門か。
 ほら、マジなMMOってレベル制限がなかったり、1000だの200だの999または転生システムだったりするから。
 こういう低レベルで終わるMMOは逆に珍しい。
 てことは暫くの目的はレベル10だな。

 ということで、狩場の確保と、PTメンバーの確保だが。
 まず、この街周辺はダメだ、狩場争いになる。
 レベル上げには最適じゃない。
 だからこそ、次の街、その次の街までがんばって行ってレベルを上げるのがセオリー。
 だが、それをわからない馬鹿ばっかってわけじゃないだろう。
 早めの行動がよさそうだ。
 正直コミュニティ能力があんまりある俺ではないが、死活問題だからな。
 ここは、勇気を振り絞って、適当なやつに声をかけるとしよう。
 幸い、今いる広場は、人が多い。 選び放題だ。
 早速、近くにいた高校生くらいの兄ちゃんに声をかけてみる。
「自分とPT組ん
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