第一話 Sword Art Online Dirac
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逆に人殺しだ。
だがそれがどうした。
元々楽しむためにゲームを買ったんだから、楽しまなきゃ損だろ。
ナーヴギアだって、ゲームだって結構したんだぜ……。
なけなしの給料から払って……。
いや、これはしめっぽくなるからやめよう。
因みに俺は二十六歳、中小企業平社員、手取り十五万、彼女いない、ヲタク。
こっちの世界でのキャラクター名、『Arusu』。
名前の由来は某ゲームのキャラ。
因みにメジャーな方じゃなくてマイナーな方のドラマCD。
っと、そんな自己紹介や現状把握はこれくらいにしよう。
まずはゲームを進めないといけない。
さっきのやつの説明、いや、さっきのやつはゲームマスターなんだっけな。
とにかく、このゲームは全部で100層あって、1層ごとにボスが存在するらしい。
100層目のボスを倒せばゲームクリア、晴れてゲームから開放ってことらしい。
まぁんなことは望んでないが、やることはやるべきだな。
てことでまずはレベル上げだ。
俺はこの瞬間までにレベル2まで上げている。
通常MMOと同じく、最初だからということで、すぐに上がった。
しかし普通に考えろ。
100層まであるとして、おおよそ、そこまでのレベルの限界は100〜150ってとこだろう。
てことは、レベルに関して鬼門がある。
通常MMOでの鬼門レベルというのは基本、30、50、70、80、100、120くらいだ。
ライトユーザーは30あたりでやめる。
少しやりこんでも、50あたりで伸びが悪くなり、やめていくやつが増える。
70、80という数字は、大体ここまでやりきったという達成感によりやめたりする。
あとは職業があるネットゲームだと、このあたりで上級職だ。
てことで、それを当てはめると。
10、15あたりが最初の鬼門か。
ほら、マジなMMOってレベル制限がなかったり、1000だの200だの999または転生システムだったりするから。
こういう低レベルで終わるMMOは逆に珍しい。
てことは暫くの目的はレベル10だな。
ということで、狩場の確保と、PTメンバーの確保だが。
まず、この街周辺はダメだ、狩場争いになる。
レベル上げには最適じゃない。
だからこそ、次の街、その次の街までがんばって行ってレベルを上げるのがセオリー。
だが、それをわからない馬鹿ばっかってわけじゃないだろう。
早めの行動がよさそうだ。
正直コミュニティ能力があんまりある俺ではないが、死活問題だからな。
ここは、勇気を振り絞って、適当なやつに声をかけるとしよう。
幸い、今いる広場は、人が多い。 選び放題だ。
早速、近くにいた高校生くらいの兄ちゃんに声をかけてみる。
「自分とPT組ん
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