第一部
第一章
仲間との出会い1
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ハンターズギルドの指定した狩猟区域、孤島。そのエリア5に一人のハンターが立っている。 防具は、ギルドバードSシリーズという特別なハンターだけが使用できる防具だ。 特別というのは、ギルドの専属ハンターであるギルドナイトに所属しているハンターであるからだ。 ギルドナイトはフリーで活動しているハンターを取り締まったりすることもあり、一流の実力がなければ入れないのだ。 武器は剛剣ターロスという、人の体ほどもある大剣だ。 ハンターの名はリュウキ。これらの装備は上位ハンターという一流のハンターの装備だ。 ギルドバードSロボスから覗かれる顔から確認される年齢はどうみても二十歳前後だ。それだけで実力があると判断できる。 突如、空から大きな羽の音が聞こえた。リュウキは即座に上を向いた。空から降りてきたのは、リオレウス。飛竜種を代表するモンスターで、全身が赤色の甲殻で覆われたモンスターだ。 「ダァァァッ!!」 リュウキは降りてくるリオレウスの足元へ駆け出した。すでに長い時間戦い、リオレウスは疲労し切っていた。 リュウキは剛剣ターロスを一気に引き抜いてリオレウスの頭を叩いた。それを食らったリオレウスは空から落ちてもがきだした。そのまま体を捻って、横斬りを繰り出した。 「ギャオオォォォッ!?」 連続しての斬撃に、リオレウスはたまらず怯んだ。 「これで、終わりだぁっ!」 リュウキの最大の一撃は、リオレウスの頭を捉えた。リオレウスは動かなくなった。
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