V計画B
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??各部のユニット化と増加装備??
Vタイプのハードポイントが単なるマウント・ラッチではなく「手」の一種であることは前述したが、そこに専用の増加装備を付けることで異なる仕様の機体として運用可能であった。
更に、部品交換と機体性能の拡張を容易にするため、機体各部のユニット化が進められていたことで、Vタイプは二重の拡張性が確保されたのである。この機体設計の結果、Vタイプは腕部や脚部など機体の一部を失った場合の生存性と、その時の戦況に合わせた増加装備の選択という柔軟な運用が可能となったのである。
??強化パーツのオプション化??
Vタイプはベスパ製MSの性能向上を見越して強化パーツの増設を前提に開発されていた。中でもVダッシュ用のサポート・デバイス(バックパック)は、火力のみならず機動性も向上させる多機能装備であり、実戦においてその有効性を証明している。
他にも、U.C.0152,11に開発が始まったミノフスキー・ドライブのV1用オプション化が進められたが、V1の性能限界により装備不可能であることが判明。これを受けてミノフスキー・ドライブを標準装備するV2ガンダムが開発されたエピソードは有名である。
このように、専用強化パーツの導入で容易に性能向上と運用領域の拡大が行えることが、Vタイプの特徴の一つと言えるだろう。
??V2用強化パーツ??
V1にVダッシュ用パーツが存在するように、後継機であるV2にも性能向上を目的とする強化パーツが開発された(もちろん、V2開発の時点で、強化パーツの装着は盛り込まれている)。
V2は、理論上では亜光速まで飛行可能なミノフスキー・ドライブを装備していることもあり、機動面の強化は行われず、火力と防御力の向上が図られている。なお、これらのパーツを装備しても、機体や推進機構には干渉しないようになっている。
??地上におけるVタイプ運用チーム、カミオン隊??
いかにゲリラ的運用を前提に開発されたVタイプとはいえ、艦艇の様なサポート・システムがなければ、その行動半径は他のMSと同じである。
しかし、初期のリガ・ミリティアは地球上で使用できるMS用艦艇を装備していなかったため(飛行能力を持つMS運用艦は隠匿性が低く、ゲリラ戦には向いていないことも理由であろう)、それとは別の形でV1を運用できる「移動基地」が開発された。それがV1の各パーツを搭載・整備可能な大型地上車輌、カミオン(乗員12名)である。
カミオンは数台でキャラバンを組み、移動しながらゲリラ戦を行う前線基地として編成された。これは一般にカミオン隊と呼ばれ、U.C.0153,04頃に欧州で活動していた。カミオン隊には、オイ・ニュング伯爵をはじめとするリガ・ミリティ
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