暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep3ジュエルシードを巡る運命との邂逅〜Destiny〜
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†††Sideシャルロッテ†††
時刻は早朝、学校生活の初日という興奮材料のおかげで(まるで子供みたい。あぁ今は子供よね)、朝の弱い私も早起き。そして今は士郎父さん、恭也兄さん、美由希姉さんと共に道場で汗を流していた。
「うわ〜ん、シャルちゃんに負けたよ〜(泣)」
士郎父さんが自己鍛錬していた私に突如、美由希姉さんと試合をしてほしい、と言ってきたので、かる〜く相手をしてあげたわ。小さい子供の姿になって、身体能力も普段のものに比べればそれは酷い低下だったけれど、仮にも生前は騎士として生き、死後は“界律の守護神テスタメント”として数千年と戦い抜いてきた経験がある。負けるわけにはいかないわ。
「あの、ごめんなさい。美由希姉さん」
とりあえず美由希姉さん、先の動きが読めまくりです。私が生前参加し、死んだ理由である大戦においては騎士見習い以下、というか一般人クラスと言っても過言じゃないわ。
「いや〜強いな、シャルちゃん。動きが洗練されていたよ。けど少し違和感のある動作が多々あったけど・・・どうしてだい?」
士郎父さんはなかなか鋭い観察眼をお持ちのよう。それなりに自然の動きをしたつもりだったけど、気付かれてしまっている。下手に嘘を吐くとあとあと首を絞める結果になりかねないから、ここは真実を語っておくことにする。
「えっと、やはり使っている得物の違いでしょうか? 私がいつも振るっていたのは、刀身が身長と同じ位ある長刀ですので」
半分正解な答えを告げる。動きの違和感の本当の原因は、体格がガラリと下がってしまった所為だ。165cmほどあった身長が、今では130から140の間くらい。当然筋肉など色々変わってくる。目線の高さや、手にしている木刀の長さ。
それらに慣れていないことが最大の原因。まぁ、大して気にはならないわ。何故なら今回の契約は子供の状態での召喚なのだから。かなり能力の制限も受けている以上は、全力を出す必要がないということだと思っている。
「そうなのか。いや、それは恐れ入ったよ」
それから少し話し込んで朝食を摂った後、「いってきます!」と、学校へと向かうためになのはと共にバス停まで向かった。いよいよ始まる学校生活。学業を修め、心身を鍛え、友をつくり、将来のための自分を育む場所。全てが初めてだわ。勉学に関しては家庭教師だったから、学校なんてものには当然通っていなかった。
「シャルちゃん、緊張しなくてもいいんだよ?」
「べ、別に緊張なんてしていないわ・・!」
そう。この程度で緊張などありえないわ。見なさい、なのは。私のどこが緊張しているとでも言うのかしら。フッと鼻で笑ってそう返すと「にゃはは。でも、腕と足、同じ方が動いてるよ」そんな指摘を受けてしまった。
「あ」
右足と右腕が
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