暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep3ジュエルシードを巡る運命との邂逅〜Destiny〜
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して、月村忍です。すずかのお姉ちゃんです。よろしくね、シャルちゃん」
「はい、よろしくお願いします、忍さん」
あぁ、やっぱりこの女性が、すずかの姉だった。とても綺麗な女性で、理知的な女性に見える。
「お茶をご用意いたしましょう。何がよろしいですか?」
タイミングを見計らっていたのか、ノエルさんがお茶の要望を聞いてきてくれた。まずはなのはと恭也兄さんが答えるのだけれど、男性である恭也兄さんは「任せるよ」と、まだ幼いなのはも「あ、私もお任せします」と、紅茶の種類にはあまり詳しくようで、2人はノエルさんに任せることにした。
「シャルお嬢様は?」
「私はローズヒップティーでお願い出来ますか?」
即答。するとなのはが「すごい。シャルちゃんって、どこかのお嬢様みたい」なんて言ってきたわ。あながち間違いでもなし。生前は侯爵家の次女だったのだし。まぁ、紅茶の知識なんてものは“テスタメント”となってから取り込んだものだけど。
「かしこまりました。ファリン」
「はい了解です、お姉さま」
私たちの要望にも応えて、ノエルさんはファリンと一緒にお茶の準備に向かった。そして「それじゃあ、みんなはゆっくりしていってね♪」忍さんは、恭也兄さんを連れて部屋を後にした。やっぱり恋人なのだから、2人きりになりたいわよね。そんなことを考えていると、アリサが声を掛けてきた。
「ねえ、シャル。あんたの注文した紅茶、即答だったけど。好きなやつなの?」
「それもあるけれど。目を付けてるのは効能の方ね。肌の新陳代謝促進、美肌・美白効果、免疫力アップによる風邪や感染予防・健康促進などなどなのよ」
「へぇ。あたし、味とかで決めてたけど、そういうのを考えて決めるのも良いかもね」
「別に味で決めてもいいんじゃないかしら。まだ焦るほど歳を取っていないのだし」
まだ10歳にも満たないなのは達。今から気に掛ける程じゃないわ。私の場合もそうだけど、知識があるのだから利用しない手はないのよね。いつ契約が終わって消えるのか判らないけど、消えるまでは人生を楽しみたいわ。
それから私たちはお茶会を始め、私はアリサとすずかから、なのはについて話を聞いている。どうやら今回のお茶会の目的は、近頃、元気がないなのはが抱えているであろう悩みを相談してもらえるようにするためのようね。
なのはは2人の気遣いで目が潤んでいる。うんうん、良いわね、女の友情。だというのに、そんな良い雰囲気をぶち壊すのは、猫に追い駆けられているユーノ。それにしてもこの家には猫が多い。あっちを見てもこっちを見ても猫、猫、猫。
(猫はどちちかというと好きだけれど、数が多ければいいってものじゃないわよね)
ユーノが追い駆けられるだけなら大して問題は無いのだけど、お約
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