暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep3ジュエルシードを巡る運命との邂逅〜Destiny〜
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間に間に合わないわよ〜!」

「なのは、まだか?」

「う〜ん、ごめ〜ん、もうちょっと〜」

私と恭也兄さんがなのはに向けて声を掛ける。するとユーノを抱いていた美由紀姉さんが話しかけてきた。

「あれ? 今日はどっかお出かけ?」

「私となのはは、すずかからお茶会に誘ってもらっているので月村家へ。恭也兄さんには付き添いとして一緒に行くつもりなんですけど・・・」

「そうなんだ。ふ〜ん、それで恭ちゃんは忍さんに会う、と」

美由希姉さんがニヤニヤと恭也兄さんを見る。私は美由希姉さんの言葉の中に知らない人名が出てきたのが気になったから聞いてみることにした。

「あの、忍さんって誰ですか?」

「うん? シャルちゃん、この前月村家に行ったとき会わなかった? なら教えてあげる。月村忍さんといって、すずかちゃんのお姉さん。そして恭ちゃんの彼女さんなんだよ♪」

「おい、美由希」

恭也兄さんが少し困った顔で美由希姉さんの名前を呼ぶ。それにしてもなるほど、恭也兄さんの恋人ですか、そうですか。カッコいい恭也兄さんの恋人なら、それは美人な女性なんでしょうね。会うのが楽しみだわ。

「お待たせ〜!」

「遅いわよ、なのは」

「にゃはは、ごめんね〜」

「じゃあ行くか、2人とも。バスの時間ギリギリだからな」

「おいで、ユーノ君」

なのはがユーノを呼ぶと、ユーノは美由希姉さんの腕の中から飛び降りてなのはの体を伝って肩へと登る。

「それじゃ、いってらっしゃい。恭ちゃん、なのは、シャルちゃん」

「ああ」

「「いってきます!」」

こうして私たちは月村邸へと向かう。バスに揺られて数十分。私となのは、そして恭也兄さんと一緒に月村家邸へと到着。私たちをエントランスで待っていてくれたノエルさんに、すずかと、一足先に来ているらしいアリサの元へと案内してもらった。
辿り着いたのは庭に直接出れる応接室だ。部屋に置かれているテーブルには3人。すずかとアリサ、そしてもう1人。あと、すずかの後ろに控えているメイド服姿の女の子。初見で察してしまう。あの子、絶対にドジっ娘だわ。

「あ、なのはちゃん、シャルちゃん、恭也さん。いらっしゃい♪」

すずかが私たちの名前を呼んで出迎えてくれる。そんなすずかに「お招きありがとう」と、私たちは挨拶してから椅子へと腰かける。

「なのはちゃん、いらっしゃい。そちらの子には初めまして。私はファリン・K・エーアリヒカイトです。すずかちゃんの専属メイドをしてます」

「初めまして。シャルロッテ・フライハイトです。シャルと呼んでください」

ファリン(さん付けはちょっとね〜)の自己紹介に、私も応じる。

「あ、この子がすずかの言っていた新しいお友達ね。初めま
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