暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep3ジュエルシードを巡る運命との邂逅〜Destiny〜
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ごめんね、こんなことさせて」ユーノ君が私の様子を見て、本当に申し訳なさそうに謝った。

「だ、大丈夫だよ。こ、怖くないから。早くジュエルシードを見つけて帰ろうね、ユーノ君」

精一杯の強がり。シャルちゃんはこんなことどうでもないと言わんばかりに前を歩き続ける。強いな〜シャルちゃん。シャルちゃんが一緒に居てくれることに安堵していると、シャルちゃんが突然止まって、聞き耳を立てて廊下の奥を見据える。

「出た」

「〜〜〜〜っ!」

シャルちゃんのそのたった一言。それが私を一気に恐怖の臨界点まで押し上げる。

「なのは。それ以上はユーノが生物をやめるから放してあげた方がいいわ」

「ほぇ?・・・わっ! ごめんユーノ君! 大丈夫!?」

シャルちゃんに言われて初めて気付く。私が力いっぱい握っていたのは“レイジングハート”じゃなく、ユーノ君だったのだ。ダメだ、完全に魂が出てる。私は急いで外に出たユーノ君の魂を戻す。すると「ハッ!? ここは一体どこ!?」ユーノ君が目を覚ましてくれた。よかった〜、生き返ってくれたよ。

「来るわよ、なのは、ユーノ」

シャルちゃんは右手に白く変わった形をした(横棒が少し垂れた)十字架を作り出して、ギュッと握り締める。後で聞くと、その十字架は葡萄十字っていう形で、“第三聖典”っていう名前だって教えてもらった。でもデバイスじゃにみたい。魔術師が使う、魔導師にとってのデバイスの代わりなのかな〜。

「私があれをどうにかするから、なのは達はジュエルシード本体を探して」

そう言いつつお化けさんに突っ込んでいくシャルちゃん。あまりの突然の行動に驚いた私とユーノ君は声をかけようとして・・・うん、やめた。だって・・・

「とっとと逝ってしまいなさい、地縛霊どもーーーっ!」

“第三聖典”を握り締めた右手で、お化けさん達をボコボコに殴り飛ばしているんだから。いろんな場所へとすっ飛んでいくお化けさんを哀れに思いながら、私とユーノ君は探索を開始した。
数分としない内に“ジュエルシード”を発見して、何の妨害もなく余裕で封印を終えた。正直、シャルちゃんを迎えに行くか迷ったけど、ユーノ君に諭され迎えに行きました。うう、何か来た時より怖いよ。そしてそこには、良い運動をしたと言わんばかりのシャルちゃんが肩で息をしながら仁王立ちしていました。
教訓、シャルちゃんはお化けさんだろうと何だろうと力での解決を望む。


Mission:4 暴走大樹を停止させよ

今日はお父さんが監督を務めるサッカーチーム・翠屋FCの試合の日です。アリサちゃんやすずかちゃんと一緒に味方チーム応援します。ある用事で遅れてきたシャルちゃんが応援に加わると、うちのチームはさらにテンションが高くなって、敵チームに大差をつけ始めまし
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