暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep3ジュエルシードを巡る運命との邂逅〜Destiny〜
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いう水のおばけ。アリサちゃんもすずかちゃんもすでに被害者だった。そして油断していたのか、シャルちゃんも胸を覆う水着を盗られました。

「アハハハハハハ!」

「コワッ!! 怖いよ、シャルちゃん!! 顔が鬼のようだよ!?」

「この変態野郎がぁぁぁぁぁーーーーっ!!」

「痛ッ!」

突然手に痛みを感じたから、鬼のような形相をしちゃってるシャルちゃんから背けていた顔を戻すと、シャルちゃんの全身から電気のようなものが光っていました。まさしく、血の気が引く、というのを実感しました。こんな水気の多いプールで電撃なんか放ったら、私たちは間違いなく感電して、逝ってしまいます。

「ちょっ、ダメだよ、シャルちゃん! そんなことをしたら、結界内の人たちがとんでもないことになるよ!?」

最悪の光景を想像した私は、必死にシャルちゃんを説得する。というか私も死んじゃうよ。

「・・・チッ」

(チッ!? 舌打ちしないでシャルちゃん! 私の心が折れそうだよ!?)

その後いろいろありましたが、何とか新しい拘束魔法・レストリクトロックを使って、“ジュエルシード”を封印しました。
教訓、シャルちゃんを怒らせると血の雨が降ることになる(未遂)。
ちなみにユーノ君はシャルちゃんに怯えたり、私の捕獲魔法を見て驚いたりと、とても大変そうでした。


Mission:2 ヌイグルミの軍勢を包囲せよ

夜な夜なヌイグルミが街を徘徊するという噂を耳にしました。“ジュエルシード”の力かもしれないということで、ユーノ君とシャルちゃんを連れて見回りを行いました。1時間もしない内に目の前に現れたのは、噂通りヌイグルミの軍勢。種類が豊富でトコトコ歩くその姿はとても可愛かったです。

「あぁ、なのは、私はもうMPが無いから後は任せるね」

シャルちゃんは大きなあくびをしながら私にそう言った。アリサちゃんちのテレビゲームにハマり過ぎだよ・・・。

(MP!? え、何それ!? ただ眠いだけで魔力はまだ余ってるよね!?)

結局、私はシャルちゃんを拝み倒して(強制的に)協力させました。
教訓、シャルちゃんは強烈な眠気に襲われると、とてつもなく堕落する。そして嫌いなトマトを代わりに食べてあげると言うと、すごく嬉しそうになる。トマト、美味しいのになぁ〜。


Mission:3 学校に現れるお化けさんを(力ずくで)成仏させよ

噂その2、お化けさんが夜な夜この学校に出るらしいとのことです。よし、今回は聞かなかったことにしよう。え、ダメ?
そういうわけで、いま私たちが居るのは深夜の校舎内。ヒィ、暗いよ怖いよ何か出そうだよ〜。私は尋常じゃないくらいに震えている。だって苦手なんだもん、お化けとか。ビクビクしてると「えっと・・・なのは、大丈夫?
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