キラーパンサーに転生
16ラインハットのお城と王子さま
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そうだよな、そんなことも、あるよな……そうか、むすめで、ドーラか……リュカじゃなくてか……」
……これは。
なんだかあたしにも覚えがある、この少し混乱してしまった感じは……。
いや、でも、まさかね……。
「……おうじさま。……リュカ、って……?」
リュカ、って?
そう言えばそんなようなことも言ってたけど、それがどうしたの?
「あ、いや。なんでもないんだ」
うん、そんな誰か知らない人の、名前?よりも。
今はもっと、確認しないといけないことがあると思う!
「……おうじさま。わからなかったら、いいんですけど。この、ことばに、おこころあたりは」
「な、なにかな?」
そう、確認を!
確認を、しないとね!
ドーラちゃんとは十年間、一緒にいる人なんだからね!
……リュカっていうのも、あたしが知らないだけで、もしかしたらなにか関係ある名前なのかな?
「ドラゴン……」
「……クエスト?」
……やっぱり、そうなんだ。
ヘンリーくんも、おんなじなんだ。
「スクエア……」
「……エニックス」
そういうことなら、わかるけど。
でも、思い込みはよくないと思う!
やっぱりちょっと、失礼だと思う!
……あたしが人間でお話しできたとして、絶対に同じことをしなかったかは、ちょっと自信ないけど!
「てんくうの……」
「……はなよめ」
……うん、そう考えたら、やっぱり仕方ない部分もあるかな。
びっくりするよね、そこは。
……だからって、無条件で許すわけじゃないんだから!
あたしが許して認めるかどうかは、このあとのヘンリーくんの態度次第です!
前世の記憶がある人なら、中身は大人かもしれないんだから!
中身が大人の変な男の人を、十年間もドーラちゃんの近くに置いておくなんてとんでもないんだから、もしもそうだったら事情を知ってるあたしがなんとしてでも妨害しないと!
ドーラちゃんは、あたしが守るんだから!!
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