暁 〜小説投稿サイト〜
問題児が異世界から来るそうですよ?〜あれ?なんか人数が多い?〜
第六話 崖っぷちコミュニティだそうですよ?
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つ修羅神仏で挑まれたら最後断ることは出来ない」

その説明に皐は何かに気付き、そのことについて聞きだした。

「貴方たちのコミュニティはその魔王に戦いを挑まれ、そして、名と旗印を奪われた。そういうことですね」

「ああ」

皐の質問にルーシャは頷き肯定する。

「新しく名と旗印を作るのはダメなのか?」

「確かに名と旗印を改めてたら最低限の人材はコミュニティに残ってたはずだ。だが、それは同時にコミュニティの完全解散を意味する」

「私達は……仲間が帰ってくる場所を守りたい!そのために異世界からの召喚と言う最終手段に望みを賭けたのです!」

黒ウサギは涙目になり話す。

「魔王から誇りと仲間を取り戻すため、どうかその力、我々に貸していただけないでしょうか……!」

「いきなり呼び出して、揚句本当の事も言わなかった。お前たちには面白くない事だろう。だが、俺達にはもうこの方法しかなかったんだ!頼む!土下座でも何でもする!だがら、その力、貸してくれ!」

頭を下げてお願いする黒ウサギとルーシャ。

「魔王から誇りと仲間の奪還………ねぇ。いいな、それ」

「………は?」

十六夜の言葉に黒ウサギは意味が分からなかった。

「は?じゃねえよ。協力してやるってんだよ。それとも、俺の力は必要ないってか?」

「い、いえ!十六夜さんの力は必要です!」

「素直でよろしい。こんなデタラメで面白い世界に呼び出してくれたんだ。そのぶんの働きはしてやる」

「私もよ。こんなに素敵な場所に招待してもらったのに何もしないのは私の主義に反するわ。私程度の力でよければ喜んで貸すわ」

「微量ながら私もお力添えします」

「俺も力を貸す」

四人とも黒ウサギ達のコミュニティの為力を貸すことを了承してくれた。

そのことに黒ウサギは喜ぶと同時に反省もした。

いくらコミュニティの危機とは言え本当のことを隠し、彼らを利用しようとした。

それでは得られる信用も得られない。

新しい同士になってくれるかもしれない人たちに失礼な行動をとってしまった。

(帰ったらあのお二人にも説明しなければ)

改めてそう思い黒ウサギは飛鳥と耀にも本当のことを話そうと決意した。












「はい?」

リーダーのジンと飛鳥、耀がいるカフェテラスに行くと黒ウサギは衝撃的なことが聞こえ、思わず自分の耳を疑った。

「もう一度言うわ」

黒ウサギの目の前に居る飛鳥は笑顔を浮かべながら一枚の紙を握っていた。














「ギフトゲームをすることになったわよ」

自分の知らない所で異世界からの訪問者二名は問題を起こしてい
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