暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep2ようこそ海鳴市へ〜Family and friend〜
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と何かが動く気配。
「うぅ〜〜ん、シャルちゃん?・・・おはよう、シャルちゃん」
グッドタイミングなのかバッドタイミングなのかは微妙だけど、なのはが目を擦りながら起き始める。けど、今になってちょっと残念だったかしら。なんて思っている私もいることに驚きだわ。
「おはようなのは、今日はいい天気よ。それで士郎さん、着替えたいので、その・・・」
私はそう士郎さんに向けて、着替えをするから出ていってくれますか、と言外に告げる。今は子供でも実際は大人なのだから許してほしい。
「ああ、それはごめんよ。もう朝食は出来ているから用意が終わったらおいで」
「なのは、シャルちゃんを洗面所に案内してあげて」
「待ってるからね〜」
士郎さんは苦笑しながら部屋を後にする。桃子さんと美由希さんもそれに続く。
「それじゃあシャルちゃん、顔を洗いに行こうか」
「ええ、そうね」
なのははそう言って着替え始める。さあ、この世界で初めての朝を迎えましょうか。“界律”に用意されたスーツケースの中から、ブラウスにプリーツスカートを取り出して着替える。そして案内された洗面所で顔を洗い、「お待たせ〜」なのはと、「お待たせしました」私は急いでダイニングへと向かい、椅子に腰掛ける。
「おはよう、なのは、シャルちゃん」
恭也さん達が私たちにそう挨拶してきてくれた。
「おはよう、お兄ちゃん」
「おはようございます、恭也さん」
「よし、みんな揃ったことだし食べようか。いただきます!」
高町家を代表して士郎さんが元気よく手を合わせる。
「「「「「いただきます!」」」」」
それに倣って私たちも手を合わせて、美味しい朝食を食べ始めた。今回は昨夜のように泣くことはなく、何事もなく朝食を終えることが出来たわ。そして朝食後、桃子さんに「シャルちゃん。お風呂に入っていらっしゃい」と、お風呂に入ってないからということで私は入浴を勧められ、これまた何百年ぶりかの入浴を堪能した。
(ふぅ。気持ち良かったわぁ♪)
「それでなのは。今日はどうするんだい?」
入浴し終えて上がった後、美由希さんに髪を乾かしてもらってからダイニングへと戻ると、そんな士郎さんの声が聞こえてきた。士郎さんがなのはに向けて今日の予定を聞いているみたいね。
「うん? えっと今日はシャルちゃんにこの街の案内をして、それからアリサちゃんとすずかちゃんも紹介したいから・・・」
どうやら街の案内となのはの友人を紹介することになっているよう。そういえば昨日、夕食の前にそんなことを決めていた気がする。
「そうか。それとシャルちゃんは明日からなのはと同じ学校に通うことになるから、一応学校のほうも案内してあげるんだぞ?」
そうだった
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