暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep2ようこそ海鳴市へ〜Family and friend〜
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が響き渡る。
「キュキュイ」
ユーノが肩まで上ってきて頬をその小さな手で叩いてくる。慰めてくれるのね、あなたも。
「ありがとう、ユーノ。なのはも、士郎さんも、桃子さんも、恭也さんも、美由希さんも本当にありがとう」
私はもう大丈夫だ。いつか別れる日が来るけど、それまではこの幸せに甘えていたい。そう思った。
その日の夜は、1つの布団に私となのはと桃子さんが入り、右側に敷かれた布団には美由紀さん、左側に敷かれた布団には士郎さんがいる。ちなみに恭也さんは部屋に入りきらず、自分の部屋で寝ることになった。ごめんなさい。
†††Sideシャルロッテ⇒なのは†††
昨日の夜、私はシャルちゃんの抱える心の闇を知った。いつも独り。それは以前の私にもあったものでだった。
お父さんが仕事で大怪我をしたとき、お母さんとお兄ちゃんは経営し始めたばかりであまり繁盛していなかった翠屋の仕事が忙しく、お姉ちゃんも病院へお父さんのお見舞いに行ってよく家を空けてた。
(だからシャルちゃんの想いには共感できた・・・)
夕ご飯を食べ終えた後、シャルちゃんは泣き疲れたのか座ったまま眠ってしまった。お父さんがシャルちゃんを抱えて、お父さん達の部屋へと連れて行く。今日は一緒に眠るつもりのようだったから、私は何の迷いもなくハッキリと・・・
「私も今日はシャルちゃんと一緒に寝る!」
そう言った。だって、あんな話を聞いたらそうしたくなってしまったから。シャルちゃんを1人にしておきたくない。その時はそんな思いでいっぱいだった。
「そうね。なら今日はみんなで一緒に寝ましょうか♪」
お母さんは微笑みながらみんなを見渡す。
「うん。私もシャルちゃんと一緒に寝るよ」
お姉ちゃんも笑顔で賛成してくれた。そしてお兄ちゃんは「俺はどうしようかな?」って少し迷っているみたい。けど今日くらいは一緒でもいいと思うんだけど・・・。
「恭也、布団がもう入らないから俺と一緒の布団で寝ることになるが・・・」
戻ってきたお父さんの開口一番のそれを聞いて、「じゃあ自分の部屋で寝るよ」拒絶の言葉を一切の迷いなく即答したのでした。あ、お父さんの表情が一気に残念そうなものへと変わってく。
「恭也、もう少し父と子のスキンシップというものをな・・・」
「いや、さすがにこの年で親と同じ布団というのは少し・・・というか嫌だ」
お父さんとお兄ちゃんの会話を聞きながら、私はお風呂に入るべく自分の部屋へ着替えを取りに向う。それと今日の“ジュエルシード”探索は、ユーノ君と相談してしないことにした。今夜くらいはシャルちゃんと一緒にゆっくりと過ごしたいから。
†††Sideなのは⇒シャルロッテ†††
ゆっくりと意識が覚醒する。朝日が部屋の中へ
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