魔法先生ネギま!
0458話
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だから、雪広財閥と那波重工が2つに分かれて別々にやるよりは、1つに纏まって協力して進めた方が効率がいいという事なんだろう。
これが対立している企業とかならそういう話にはならなかっただろうが、幸か不幸かその2つは既にテラフォーミング計画によって一蓮托生となっているしな。
周囲にいる研究者は技術者達の強い視線に押され、苦笑を浮かべながら少し離れた場所へと移動する。
そして脳裏に空間倉庫のリストを展開し、ストライクダガーを選択。
すると、次の瞬間には俺の横に空間倉庫の穴から出されたストライクダガーが立っていた。ただし連合軍が使っていた時と多少違う点がある。まず一目で見て分かるのが武装されていないという事だろう。正確には手に持つ武器であるビームライフルとビームサーベルを持っていないという所だが。
代わりにと言っては何だがその手にはシールドを持ち、頭部に装備されているイーゲルシュテルンはそのままだ。
基本的にはテラフォーミング用に使う機体なので、いざという時に機体を守るシールドや宇宙空間でのスペースデブリ等を破壊するイーゲルシュテルンのみを装備している。また、ビームサーベルを撤去した代わりにバックパックにはパラシュートパックを装備している。
「これが……」
唖然として呟く男を前に、もう1機ストライクダガーを空間倉庫から出す。
それにしても、ストライクダガーには驚いているけど俺の空間倉庫については驚いてないんだな。……考えられる可能性としては既に魔法やシャドウミラーの存在について知らされているという事か。まぁ、ここにいるのはストライクダガーを解析する為に集められた面子なんだからその辺の事情を知らされていて当然と考えるべきか。
「凄い……凄いですよ、この機体は! お嬢様、早速解析に入りたいと思いますが構いませんか!?」
興奮しながら白衣の男が千鶴へと声を掛け、その様子に笑顔を浮かべながらも頷く千鶴。
「ええ、もちろん構わないわ。けど、皆怪我をしないように気をつけてね」
「はい、もちろんです。おーい、まずはこの2機をトレーラーで運ぶぞ。運転できる奴はクレーンの準備をしてくれ! 1機目は下半身から、2機目は上半身から調べていく。同時に、OSの方もチェック入れるから担当者はそれぞれ自分の担当を決めてくれ」
忙しく指示を出しながらも、白衣の男の顔は激しい好奇心に目を輝かせていた。恐らくこいつはうちの技術班の奴等と上手い具合にやっていけるんだろうなぁ、と思う程に。
「アクセル君、これ以上ここにいたら皆の邪魔になると思うから私達は食堂の方にでも行きましょうか」
好奇心に突き動かされるようにしてトレーラーやらクレーンやらを運んでくる技術者、科学者の様子を見ている俺に千鶴がそう声を掛けてくる。
確か
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