魔法先生ネギま!
0458話
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報を軒並み読み取られて……という流れですわね」
その組織がどうなったのかは聞かなくても想像が付く。恐らく近右衛門辺りから警察なりなんなりに手を回して逮捕させたか、あるいはもっと単純にガンドルフィーニやグッドマンのような実戦派の魔法使いに壊滅させられたか。
……グッドマンは脱げてなきゃいいんだが。
「その一件があってからは麻帆良での安全は確保されましたが、さすがに麻帆良の外に出ると……」
チラリ、と周囲を囲むように存在している黒服のボディーガードへと視線を向けるあやか。まぁ、そもそも雪広財閥や那波重工の経営者の娘なんだからこのくらいは普通なんだろうが。
「麻帆良が異常なんだがな」
「それは分かってますが、一度麻帆良での自由な生活を体験してしまってはこっちに馴れるのが大変ですわ」
あやかにしろ千鶴にしろ、そうは言いつつもボディーガードを遠ざけないのはやはり自分達が誘拐されたりした時にどういう影響を与えるのかを分かっているのだろう。
……まぁ、この2人はその辺の犯罪者がどうこう出来る相手じゃないんだが。それもこのネギま世界でなら尚更に。
「さぁ、ここですわ」
会話をしているうちに敷地内の一番奥にある建物へと到着する。
「ちょっと待っててね」
千鶴がそう断り、入り口にある装置に指紋、声紋、眼球のチェックをしてようやく扉が開かれた。
「さ、行きましょ。中で関係者の人達が待ってるわ」
予想していたよりも厳しいチェックシステムに感心しながら建物の中へと入っていく。
人気の殆ど無い通路を10分程進み、やがて高さ20mはあろうかという巨大な扉のある部屋が見えてくる。あやかが入り口にあったように指紋、声紋、眼球のチェックを済ませるとその扉が開いていき……
『お待ちしておりました、我等が救世主!』
建物の中に入った途端に並んでいた技術者や白衣を着た研究者達に揃ってそう声を掛かられる。
……いや、救世主ってなんだよ救世主って。麻帆良以外でもネギま世界だとこんなノリなのか。
そう思いつつも、一団の中から白衣を着た中年の男が近付いてくる。
「ようこそ、先進技術研究所へ」
「……先進技術研究所?」
「ええ。まさか異世界からの人型ロボットを研究するなんてのを表沙汰にする訳にはいきませんので、そういう名目になっている訳です。……では早速ですが提供して貰えるロボットをお願い出来ますか?」
「それは構わないが……場所はここでいいのか?」
「ええ。雪広財閥と那波重工、両方の研究者と技術者がここで一緒になって研究をしますので」
男の言葉に周囲を見回すと色々な機器が設置されており、納得出来る話だった。
まぁ、今まで見た事も無いようなロボット――MS――を解析するん
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