第2章
戦闘校舎のフェニックス
第47話 決戦はじまります!
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「ゲームまで後一時間か」
ゲーム開始当日の夜、集合時間まで俺は自室で待機していた。
「俺だって必死で修行したんだ!!絶対負けるもんか!!」
コンコン。
気合いをいれているところに誰かが俺の部屋のドアをノックした。
「…イッセーさん」
どうやら訪ねてきたのはアーシアのようだった。
「入ってもういいですか?」
「どうぞ」
入ってきたアーシアの姿を見て俺は少し驚いてしまった。
アーシアが着ているのは以前まで着ていたシスター服であった。
「アーシア?その格好は?」
「シスター服はどうかと思ったんですが、部長さんが一番いいと思える格好で来なさいと仰ったものですから」
「やっぱりアーシアはその格好が一番しっくり来るよ」
制服姿もいいがやっぱりアーシアにはシスター服が一番しっくり来ていた。
「あの、傍に行ってもいいですか?」
「ああ。いいけど」
そう言うとアーシアは俺の隣に座ると俺の腕に抱きついてきた。
そしてアーシアが震えていることに気付いた。
「アーシア?」
「これから怖い戦いが始まるんですよね」
「………」
「でもイッセーさんが居てくれるなら、私は大丈夫です」
「………」
「これからもずっとイッセーさんの傍に居てもいいですか?」
「ああ。ずっと一緒さ」
それを聞いたアーシアは不安そうな顔から安心した顔になった。
そうこうしている間に集合時間が迫ってきていた。
「行こうアーシア」
ゲーム開始時間が迫っている中、グレモリー眷属の皆は各々の方法で時間の潰しかたをしていた。
木場は今回の戦闘で使う剣の状態を確認し鞘に納め腰に装備し、塔城はオープンフィンガーグローブをはめて具合を確かめていた。
イッセーとアーシアは大人しくソファーに座っていた。
部長と副部長は優雅に落ち着いてお茶を飲んでいた。
流石は王(キング)と女王(クイーン)と言ったところか。
この中で一番落ち着いていた。
ちなみにゲームに参戦しない俺、千秋、鶇、燕の四人はゲームを観戦をする事になっていた。
「失礼します」
そんな部室に生徒会長と副会長が訪れた。
「生徒会長と副会長?どうして?」
「レーティングゲームは両家の関係者に中継されるの。彼女達はその中継係」
「はあ」
「自ら志願したのです。リアスの初めてのゲームですから」
「ライバルの貴女に恥じぬ戦いを見せてあげるわ」
会長は部長の意気込みを聞いた後、俺の方へ視線を移した。
「ところで明日夏君?」
「はい?」
「貴方達は部室で観戦するんですよね?」
「はい、そうですが」
「よろしければ生徒会室で一緒に観戦しませんか?」
「いいんですか?」
「ええ。貴方の意見も意見も聞いてみたいですから」
「ではお言葉に甘えさせていただきます」
そうして会話をしていると
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