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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos4八神家の日常〜knight's Training〜
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て、攻防を繰り返し始めた。ルシル君は二刀流でシグナムを翻弄。シグナムも負けじと鞘で防御、木刀の連撃でルシル君を押し始める。

「うん。これくらいの音やったら問題あらへんな。万が一見られても剣道の練習に見えるし。シグナムも嬉しそうやし。めでたしめでたし、やな♪」

嬉しそうにしているはやてちゃんに「そうですね」同意しながらルシル君のお洋服を畳む。お庭から聞こえてくる木と木がぶつかり合う音が続く。と、そんな時、ガシャァァン!と窓ガラスが割れた音が2階のお部屋からした。遅れてカランと木材が床に落ちた音。
お庭の方を見ると、身動き1つしていないルシル君とシグナムが居た。シグナムは大きく木刀を横薙ぎに払った体勢のまま硬直。ルシル君は無理やり腕を振り上げられたって感じで、右手には木刀が無い。ということは・・・・
そんな2人が固い動きでこちらを見て、私たちと目を合わせた。はやてちゃんが「やってしもたな2人とも」って苦笑すると、目に見えて2人は青褪めちゃった。

「ごめん、はやてっ!」「申し訳ありません、主はやて!」

窓ガラスが割れたのは私とシグナムのお部屋だった。償いとして(むしろ当然)ガラス片をお掃除した2人は今、呼んだガラス屋さんが来るまでの間(ちなみに窓ガラスの修理代はルシル君持ち)、私たちの前で土下座して全力の謝罪をしてる。

「えっと――」

「お前ら、馬鹿っ、もっと気を付けろっ!」

「「面目ない」」

「あのな――」

「ったく。もし木刀が飛んできたのがリビングだったらどうするつもりだったんだ!? はやてが怪我してたかもしれねぇんだぞっ!」

「「返す言葉も無い」」

『ヴィータちゃんも今日のお店で同じことしてたわよね』

『うむ。そうだな。己のことは棚に上げているな』

ザフィーラだけと思念通話でそうは話す。

「その――」

「守る側のあたしらが、傷つける側になっちまっていいのかよっ!」

だ・か・ら、ヴィータちゃんも同じようなことしちゃったのよ?

「「申し訳ない」」

「あの――」

「嬉しいのはあたしだって判るぞ、シグナム。オーディンみてぇに強いようだからな、ルシルの奴。だからって自分のことだけを考えて全力バトルってぇのはダメなんじゃねぇのか?」

「その通りだ」

「ちょっ――」

「ルシルも、だ。シグナムに乗せられてさ」

「すみませんでした」

「あとは――」

「ちょうストップ! ヴィータ、ストップや! さっきからわたしが話せてへん!」

「あ」

はやてちゃんがヴィータちゃんと2人の間に割って入った。もうちょっと早くヴィータちゃんを止めるべきだったかしら私? はやてちゃんは尚も土下座をやめていない2人に体を向けて、土下座をやめ
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