暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos4八神家の日常〜knight's Training〜
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にあの後姿を見ればお似合いの恋人にも見えなくもないかしら。なんか面白くないけど。そして「待たせてごめん。行こうか」ルシル君がそう言って店内へ入って行くから私たちも後を追って店内へ入る。
「まずはスポーツウェアからだな」
ルシル君が衣類コーナーに向かって行く。そこは体を動かすことに適した服が売っている場所で、「上と下、あとシューズもまとめて買っていこう。良ければみんなもどうぞ」ルシル君は私たちの分まで買ってくれると言ってくれた。
そこで気になるのは「あの、お代金は・・・?」私ははやてちゃんを見る。チラッと値札を見たけど、結構なお値段。バラつきはあるけど、ルシル君が見ているのは質が良いのか高い。はやてちゃんが何かを言う前にルシル君が「もちろん俺持ちだから♪」ズボンのポケットから長い革財布を取り出した。
「じゃあ遠慮なしで良いな」
「ちょっとヴィータちゃん!」
ヴィータちゃんもルシル君に続いて靴の方を見に行っちゃった。どうしようかとルシル君たちをキョロキョロ見ていると、はやてちゃんが「わたしは見ての通り運動できひんから、みんなだけでお言葉に甘えたらええよ」私とシグナムを見て笑顔を浮かべてくれた。
「ザフィーラ。少し荷物が増えるけどいいか・・・?」
「構わん。我にはそれしか出来ぬからな」
今までずっと黙っていたザフィーラがすまなさそうにしてるルシル君に簡潔に答えた。
「では。遠慮せずに私も選ばせてもらおうか。ふむ。やはりデザインより機能性だな」
「私は可愛い物がいいなぁ♪ 模擬戦もしないし」
私たちもルシル君やヴィータちゃんに倣って自分好みの運動着を見繕っていく。可愛くて、でも動き易くて、あと出来るだけ安い物を、っと。シグナムと一緒に試着を何度も繰り返して、上は長袖・半袖、下は裾長と裾短(シグナムはピッチリ肌に張り付くスパッツという物も追加)をそれぞれ数着ずつ、それにシューズも購入。ヴィータちゃんは靴だけを購入。
「あの、ごめんなさい、ルシル君。お金たくさん使わせちゃって」
先日と同じ位置で歩く私たち。私の隣に居るルシル君に謝る。でも「俺も欲しかったし、現状じゃ使い道のない財産だ。みんなの為に使えるなら嬉しいことだよ」って微笑んで返してくれた。
「そう言やさ。あたしらの騎士甲冑ってどうすんだ? もうこのまま無しで行くのか?」
次のお店に向かうためにエレベーターに乗っているとヴィータちゃんがシグナムと私にそう訊いてきた。まずは『降りてからね。他の人が居るし』って応じて、目的の3階に到着してエレベーターを降りてから「騎士甲冑が無いってどうゆうことなん・・・?」はやてちゃんから質問。
「えっと。私たち守護騎士はそれぞれ武装――デバイスを持っていますけど、騎士甲冑は起動した都度
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