暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos4八神家の日常〜knight's Training〜
[3/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
〜ん。やっぱお前やオーディン以外にもセインテストは居たんだな。で? デバイスを起動してどうすんだ?」

ヴィータちゃんが“グラーフアイゼン”を肩に担いでルシル君に問うと、「決まってる。模擬戦だ」“エヴェストルム”の穂先をシグナムに向けた。するとシグナムは「面白い。オーディンと同じだと言うのなら・・・、変身しろ、ルシリオン」興奮しているのが目に見えて判る程に頬を紅潮させちゃってる。
そして自分に向けられてる“エヴェストルム”の穂先に“レヴァンティン”をカツンと当てる。決闘受諾の礼儀のようなものだ。すぐにでも始まってしまう空気の中、パンパンと手を叩く音が。はやてちゃんだった。ちょっとお怒り気味かも。

「はいはい。ちょう待ち。まだ朝ご飯残ってるよ。あと、家の中ではやっぱり危ないから起動せんといてな」

「「「「はい」」」」

今は大人しくデバイスを待機形態に戻して、朝ご飯の続き。一刻も早くルシル君と模擬戦をしたいのかそわそわしているシグナムには苦笑いが漏れちゃうわ。そうして朝ご飯も終わり、シグナムは早足で食器類を流し台に運んで「ルシリオンっ。早速――・・・」お茶を飲んで一服してるルシル君を引っ張っていこうとしたけど・・・。

「アカンよ、シグナム。ご飯食べてすぐに激しい運動するんは。とりあえず30分はお休みや」

「え? しかし・・・」

「アーカーン♪ 最低30分は休むようにな。ルシル君も。それでええな?」

「ああ、判ってるよ。そう言うわけだからシグナム。模擬戦は最低でも30分後・・・、家事が片付いてからな」

「・・・はい・・・」

しょんぼり返事するシグナムを見て「ぷっ。あはは! マジで落ち込んでんじゃんシグナム!」ヴィータちゃんが大笑い。すぐにでも剣を交えたかったようだし。しょうがないわよね。そしてシグナムは、「お洗濯して来ます」今日の当番がお洗濯だからはやてちゃんにそう告げて、トボトボと洗濯機のある洗面所の方へ向かって行った。食器洗いの当番であるヴィータちゃんとルシル君、そしてお掃除当番である私とはやてちゃん、ザフィーラがそんなシグナムを見送る。

「う〜ん・・・。シグナムってそんなに戦うことが好きなんやろか?」

はやてちゃんが姿の見えなくなったシグナムの方を見てそんな疑問を漏らした。それに真っ先に答えたのが、ルシル君の隣で踏み台に乗って食器を洗ってる「あたしらん中じゃ一番じゃないかなぁ・・・」ヴィータちゃん。私も「それには賛成」と続く。守護騎士の中で一番戦闘好き、と言うよりかは「体を動かすのが好きなのよね、シグナム」かしらね。

「体を動かす・・・か。むぅ。スポーツとかどうやろなぁ・・・。」

「適当にレヴァンティンでも振らせておけば大丈夫だってはやて」

「んんー。そうは言うてもやな
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ