ぐうたら神様とクール天使
[8]前話
それは曖昧な天気の天界での話だった
「おーいラントお茶、お茶だせ」
髪の毛がボサボサで片目隠れてる青年が言った
「はいはい…って全然仕事進んでないじゃないですか
さっさと進めてください貴方が仕事しないと人間も困るし
天使も困っててんやわんやです」
ラントと呼ばれた狼の耳を持つ少年は呆れたように言ってお茶を用意した
「えー…でもよぉこんなあっつくて天気の悪りぃ日に仕事したくないべよ」
片目青年はぐったりしながら書類で顔を扇ぎながら言った
「ほらグズグズ言わないお茶はアイスミルクティーでよかったですか?」
ラントはミルクティーとチーズケーキを持ってきて机に置いた
「ほうじ茶がよかったけどいいやサンキュラント」
片目青年はチーズケーキを少し切りひょいと口に運んだ
「んー…96点…やな」
片目青年はにっかりと笑いラントに言った
「…相変わらずグルメですね」
ラントは耳をピクピクさせながら言った
「なんやろーななんちゅーかな…愛が足りんな」
片目青年は手でハートマークを作りラントに向かって言った
「…愛って言われても私はホモやゲイではありませんよ
分かったならさっさと仕事してください」
ラントは自分用に持ってきたミルクティーを少し飲み
「もうちょっと砂糖が欲しいですね」と言ってキッチンに行った
「…釣れないねぇ…」
片目青年はそう言うと目の前にある書類を見つめて
「あー俺も砂糖頼むー」
と言った
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