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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第14話
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俊吾は更衣室に入ってパパッと水着に着替え、外に向かった。ここの更衣室は外に直接つながっているので、すぐに出れる。外に出ると、女子で浜辺が一杯だった。
「……こう見ると、IS学園ってレベル高いよなぁ。色んな意味で」
何とは言わない。言ったら変態になるんで。
「あ、俊吾君やっと来た〜」
楯無の声がしたので、俊吾は声のした方向を向くと、全員が揃っていた。一夏はいつ出てきたのか分からんがちゃっかりいる。
「もう、遅いよ〜。置いてっちゃおうって思ったくらい」
いっそ、置いていって欲しかったような……。嘘です嘘です。だから、睨まないでください楯無さん。
「で、みんな揃って何してるんですか?」
「みんなでビーチバレーしようって話になったんだ」
俊吾の質問にシャルロットが答えた。俊吾は人数を数える。自分を含め、8人いた。
……8人?え〜と、今いるのはシャルにセシリアさんに鈴さんにラウラさん、楯無さんに簪に一夏、そして俺。あ、箒さんがいないのか。どうしたんだろう?
「なぁ、箒さんはどうしたんだ?」
「箒さんは調子があまりよろしくない様で、部屋で休んでいますわ」
「そっか。残念だな」
「仕方ないよ。色々あるしね、女の子には」
…………ああ、そういう。つまるところ、そういうことか。じゃあ、言及も何もしない。
一夏は一人でどういう事だ?みたいな顔をしている。多分、だからデリカシーが無いとかそういう事言われるんだろうな。まぁ、変なこと言ったらフォローしとくか。
「よ〜し、じゃあさっさとチーム決めちゃいましょ!」
「そうだな。偶数だし、綺麗に分かれるな。どういう風に分かれる?」
あれじゃね、一夏&一夏ヒロインズ対それ以外で良くない?そしたら綺麗に分かれるだろ?でも、それを言う勇気は俺にはありません。
「私は一夏と一緒だ。嫁だからな」
「だから、それはおかしいって言ってるじゃない!」
「そうですわ!一夏さんは私の未来の旦那様ですのよ…………」
最後の方は小さくなって聞き取れなかったが、予想はできる。だから、何も言わない。
「というか、それでいいじゃないの?三人が一夏チームに入れば綺麗に分かれるし」
そう、今綺麗にグループが分かれている。三人の口論に巻き込まれる一夏とそれを傍観する俊吾、雑談をしている三人。これでいいじゃないんだろうか。協調性がないとかそういうことは言わない。
「あ、確かに、綺麗に分かれてるな。じゃあ、これでやろう」
……こういう時、一夏の単純さに救われるんだよな。有り難や有り難や。
「あの……俊吾くん……」
「ん、どうした、簪?」
「私、運動苦手で……足引っ張っちゃうから……私休むね……?」
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