第一章 平凡な日常
34、雪合戦でもしようじゃないか
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ベレスト。
ウソだろ?
なんだよこの量は。
「これ全部やれと?」
「いつも逃げる誰かさんのお陰で溜まっていてね」
「うっ……」
自業自得?
うん、知ってる。
「それに今日は雪だろう? そのせいで色々あるらしいよ。ところで、君が言っていた子供は?」
「実はだな……」
オレは外の出来事を話す。
すると、恭は謎の笑みを見せて立ち去った。
嫌な予感しかしないが、とにかく今のうちにできる限り書類を片す。
しばらくして恭は帰ってきたが、その直後、外で爆発が起こった。
…………え?
「ちょっコスモ!?」
慌てて飛び出す。
ちょっと待てよ、何をどうやったら雪(つかグラウンド)にクレーターができるんだよ。
て言うかあのガメラ擬きなんだよ。
あれか、エンツィオの巨大化かチクショー。
「コスモ、いるか!?」
「かなねぇ、こっちだよ!」
後ろから聞こえてきた声。
そこにはフゥ太とコスモがいた。
あー、二人の身長差がすごい……。
まあ、9歳と約4歳だもんな。
そりゃ、未来編でさえユニちっちゃいもんな。
「大丈夫か!?」
「うん、フゥ太お兄ちゃんが雪で壁作ってくれたから」
「そっか……。ありがとな」
「ううん。だってコスモ君は要姉の大切な人ランキングTop3に入るからね!」
さらっと何をランキングしてんだお前は。
つーか、いつの間に仲良くなってんだし。
「ま、無事ならいっか」
満足したらしいコスモを連れて、オレたちは家に帰った。
ん、書類?
知るか。
後日、何故かコスモではなくオレが風邪を引いてしまった。
復活したその日には恭に思いっきり咬み殺されたのは言うまでもなく。
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