第43話 修学旅行−3日目−その3
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うね」
そう言うや否や瞬動を使いフェイトが飛び込んで来る。が、まぁ、余裕で裁ける範囲だ。拳や蹴りをスサノオで受け、隙を見て斬りかかる。
しばらくの間接近戦でやり合うが埒があかん。攻撃をくらいはしないが、こちらも当てることができない。
お互い様子見感がバリバリだ。
少し離れてフェイトが呪文を交えて攻撃してきても、余裕で対応できるし、ぶっちゃけ危なくなっても木乃香の防御呪文がある分こちらは余裕があったりする。
「2対1だからこっちの負けはないぜ」
と、ちょっと挑発してみる。
「そのようだね」
うん、これで帰ってくれると良いなぁ。
「なら、こっちの数を増やそうか」
そう言ってフェイトは使い魔らしき悪魔を10体以上同時召喚する。
もちろん、召喚中は隙ができるので斬りかかる。強力な魔法障壁があるので一気に大ダメージとはいかないがそこそこのダメージを与えてやった。
口の中を切ったのか、制服? の袖で口をぬぐいつつフェイトが告げる。
「やってくれたね。だがこれで14対2だ。やれ」
どうやら13体の悪魔を召喚していたらしい。一斉に羽根を広げこちらに向かってくる。
「「フォトンランサー。ファイア」」
しかし、甘い。甘すぎる。
フェイトの召喚中に既に準備は終わっていたんだろう、木乃香の周囲の幾つもの宙に浮いたマジックスフィアから電撃の槍が撃ち出される。
しゅーうーりょーう。
まぁ、あの程度なら木乃香に寄れば瞬殺である。
さすがに木乃香の攻撃魔法に驚いたのか、唖然としているので、直ぐに斬りかかる。
と、肩口から左腕を斬り落としたがそれだけだ。
肩から血が出るでも無し、あまりダメージは見受けられない。
「これはまいった。意外に手間取るな」
余裕を崩さずほざくフェイトにいっそう警戒心を持ち、スサノオを構えて対峙する。
「待てー!」
ネギが神楽坂と杖に乗って飛んで来る。桜咲も虚空瞬動で跳んでついてきている。
「【石の息吹】」
ネギと神楽坂が颯爽と杖から降りたところをフェイトの石化呪文が襲う。
あーあ。
どうもまったく警戒してなかったらしい。
録にレジストもできずにネギが石化する。
神楽坂は服だけ石化した。
「ネギーっ!?」
「ネギせんせぇ!」
「ネギ君っ?」
神楽坂、桜咲、木乃香が叫ぶ。
「まだまだだね」
そう言い残してフェイトはネギに気を取られた木乃香の脇に転移し、腹パン一発、木乃香を気絶させて右腕だけで木乃香を担ぎ、宙へと跳ぶ。
「お嬢さまー!」
桜咲が刀を抜いて宙に浮くフェイトに斬りかかるがあっさり躱される
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