暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
1st Episode:
すべての始まりはここから
Ep1海鳴に舞い降りる力〜Testament〜
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事態は初めてで、さすがの私も混乱の極みに達していた。
私を構成する概念が解体されるのが判る。けれど、今の私にはそれに抗う術は無く、されるがままに意識が消えていった。
†††Sideシャルロッテ⇒????†††
学校が終わって、私は友達のアリサちゃんやすずかちゃんと別れて家路についていた。その家へと帰る途中に、“ジュエルシード”が発動した気配に気付く。私は急いで“ジュエルシード”の発動した場所、近所にある神社へと走って向かった。
「なのは!」
「ユーノ君、お待たせ!」
“ジュエルシード”の反応があった神社の境内には、フェレットのような姿をしてる、秘密の友達であるユーノ君がすでに居た。私はユーノ君と合流して、「今回のジュエルシードがお願いを叶えたのって・・・」目の前に居る大きな犬のような魔獣と対峙する。
“ジュエルシード”っていうのは、願いを叶えることが出来ちゃう魔法の石っていう物らしいんだけど、どこか妙な形でその願いを叶えるみたいなの。
「なのは、気を付けて! この子も気性が荒い! 問答無用で攻撃を加えてくるよ!}
「あ、うん!」
ユーノ君からの警告を受けた直後、いきなりの突進攻撃が私に迫って来た。間一髪でラウンドシールドっていう魔法の盾が生み出されて事なきを得たけど、かなりの距離を吹き飛ばされちゃった。
(あ、私、高町なのはは、魔法少女・・・やってます)
私たちの生きる世界・地球とはまた別の世界からやって来た、魔法使いのフェレット・ユーノ君から、世界に混乱をもたらすほどに危険な“ジュエルシード”の回収をお願いされた。最初はいろいろ混乱したけど、困ってる人は助けてあげなさい、っていうお父さんの教えを胸に、私はその協力をすることを決めた。
「すごい迫力だったな〜」
「なのは!? 大丈夫、なのは!」
“ジュエルシード”を回収するためには同じ魔法の力が必要とのことで、私はユーノ君から魔法を貰った。それにデバイスっていう魔法のサポートをしてくれる杖、“レイジングハート”も貰った。インテリジェントデバイスっていう、人格を持つすごいデバイスらしくて、さっきのように私に危険が迫ったら、魔法で私を守ってくれる。
「うん、大丈夫だよ、ユーノ君。レイジングハートが守ってくれたから」
心配そうな声を掛けてきてくれたユーノ君に返事をする。
「レイジングハート!」
≪stand by ready. set up≫
魔法戦に必要なバリアジャケット、えっと、魔力で作られた服へ着替える。
「ユーノ君は危ないから離れてて!」
間違った願いの所為で怪物のように酷い姿にされちゃった犬さん。突進を何とか避けたり防いだりするけど、「どんどん速く、強くなってる気がするよ・・・!
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