第十六話 時空管理局
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……が根によって威力が削がれたのか、奴のバリアによって攻撃が防がれてしまう。
そこを狙ったかのように上空にいた高町がディバインバスターを奴に叩きこむ。どれもこれも強力な一撃ではあるが奴のバリアを貫通するには至らない。
「貫け轟雷!」
『Thunder smasher』
テスタロッサの掛け声とともにバルディッシュから雷のような攻撃が放たれる。
この攻撃すらも耐えるかと、俺と佐倉は攻撃態勢に移るが、そんなことはなく奴はジュエルシードを吐き出して普通の木に戻っていった。
お互いはあれだけの攻撃を奴に叩き込んだあとだというのに間髪入れずにジュエルシードの封印にとりかかる。
「ジュエルシードシリアル7!」
「封印」
掛け声とともに強い光が発せられ俺達は怯んでしまう。がそれと同時にジュエルシードが封印されたことを確認する。
そしてジュエルシードが封印されたところに高町とテスタロッサの二人がいるということは……。
ジュエルシードを中心に二人は封印するために変形させていたデバイスをそれぞれ基本形態に戻す。
俺がテスタロッサの方に増援に行ってもこいつがついてきて面倒になるだけだろう、なら……
「かかってこいよ。相手してやる」
俺に出来るのはできるだけこいつを挑発してこいつをこの場に釘付けにすることだ。
俺達は同時にお互いのデバイスを取り出し、佐倉が切りかかってくるのに合わせて弾を何発か打ち込もうとする。
「ストップだ!」
そんな声とともに、もう一度強い発光がテスタロッサたちの方で起こる。
何事かと俺と佐倉は戦闘を中断してそちらの方を見る。すると、なんと二人の間にさっきまではいなかった男が一人、二人の攻撃を止めて立っていた。
突然のことにテスタロッサたちは勿論アルフや佐倉も驚きを隠せないでいる。俺もこのようになることを知らなかったら驚いていたのだろう。
あいつ確か時空管理局の……
「時空管理局執務官のクロノ・ハラオウンだ! 詳しい事情を聞かせてもらおうか」
時空管理局というのは軍隊・警察・裁判所の組織が統合された巨大な組織である。つまりは……俺達にとって一番面倒な相手のお出ましだ。
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