暁 〜小説投稿サイト〜
World of Destiny Crossed―魔法少女と剣士の物語―
第一部
魔法少女と剣士
やって来た非日常
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されている。自分の動作1つを徹底的に繰返し、一切の無駄を省いたアクションで最大の結果を生み出す。俺にとっては特段珍しい事ではない。つい半年前までは俺も生存を賭けた戦いの中で同じような事をしていたのだから。
暁美さんは淀み無くチョークを黒板に滑らせ、やがて解答に至った。
「……すばらしい、正解だ。それでは解説に入る。まずは―――」
体育。言うまでもないだろう、大・不得意だ。日の光浴びると全身が灰になってしまうよ、HA、HA、HA……あー、クソ眩しい……。
「……物凄いダルそうな顔しながら何やってんのよ」
「平均台」
「『台』じゃなくて『棒』だね、それ……」
おお、まどかがツッコンだ!?しかし何故厭きれ顔なのか。理解し難いよ。鉄棒の上でバランス取って眩しさを紛らして(出来てないけど)いるだけなのに。
「お、次。暁美さんだぞ」
漆黒のロングヘアーを縛らずに綺麗なフォームで加速。軸足に体重を乗せきり、これも一切無駄の無い跳躍により170センチのバールを飛び越えた。
「わぉ。才色兼備?」
おまけに不思議ちゃん。あんぐりと口を開けているまどかとさやかの横に降り立つと、伸びをする。
(なーんか面倒事の匂いがするなぁ……)
理性ではなく直観による『嫌な感じ』。
少年の中で『何か』がざわめいた。
放課後。ショッピングモールのファストフード店に寄るとかで別の道に行ったまどか達を見送り、俺はその隣にある食料品店に行った。
「ふむ、今日は魚が安いな。……いや、昨日食ったばかりだしなぁ」
では次に安い野菜か。いや、特売日は明後日だ。ならば今日はやはり魚……。
「―――で、どっちがいいかね?暁美さん?」
「……っ!!」
唐揚げタイムセールが始まる間際とあって次々と
主婦
(
ハンター
)
達が集い始めている後方。振り向けばそこに紛れ込むように黒髪の少女が立っていた。
「ストーカーはあまり趣味がよろしくないと思うなぁ……。目的がまどかじゃなくて俺だったのは予想外だったけど」
「……何時から、気付いていたの?」
「んー?学校出てからお粗末な尾行がいるのは感じてたけど、君だって分かったのはモールに入ってからだよ」
「あなた、何者?」
その言葉が発せられた時、燻り続けてきた《スイッチ》がカチリと音を立てて入った。
「何者?それはこっちが訊きたいセリフだなぁ…………事と次第によっちゃあ、ただじゃおかねぇぞ?」
暁
(
・
)
美
(
・
)
が俺の豹変ぶりに驚いて一歩たじろぐ。そりゃあ、驚きも
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