聖気vs宏助&明
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「ぐはっツ!」
「・・・・んんっツ!」
宏助は数発かわすが、それ以外は全て命中。真も、宏助の繰り出した攻撃十回程のうち、半分は当たったようだ。
「魂よ!在るべきところに戻れっツ!」
「多聖弾!」
明の叫びと、真の叫びがほぼ同時。宏助の魂が次々、身体に戻り、光の攻撃によって動かなくなっていた器官が次々と動くなるようになるが、既に相手は多くの光の玉を出している。
(俺と真の距離は5mといったところ・・・。ここはっツ!)
宏助は賭けに出る。
「明さん!かたっぱしから魂戻していってくださいっツ!アイツの光の玉には当たらないように!」
「・・・・・っツ!ハイ!分かりました!」
「まさかっつ!貴様っツ!」
「うおおおおおおおおおお!」
真の驚きの声と、明の了解の声を聞きながら、宏助は光の玉の中に突っ込んでゆく。
光の玉が当たる、当たる。しかし、宏助は進むのをやめない。すぐさま無力化されたところにまた力が入り、また無力化の繰り返し。
この違和感が明の援護で。だから宏助は進むのをやめない。
「・・・・・・・!これでっツ!0距離だっつ!」
5mを走りきり、無力化されたところが多くとも、やっと真のそばまでたどり着く。
「・・・・・クソっ!『浄化法』!聖拳!聖脚!聖腕!聖刀・・・・・」
真が拳や脚や腕に光を纏わせ、攻撃をすぐさま仕掛ける。それをなんとかかわし、相手が光を剣の形に変えたところで・・・、
「らぁっつ!『近距離による追撃連続攻撃』!」
「・・・・・はやいっつ!聖盾っツ!」
麗直伝の速攻連続攻撃を繰り出すと真は自分の攻撃よりそちらの方が早いと判断し、剣を盾に変えて、防御に回る。
当然盾に当たった拳は無力化される。だが、宏助は繰り出した勢いを利用して、力を入れるわけではなく、慣性の法則による攻撃を繰り出す。
「ぐぅっツ!」
真が少しよろけたところ、その隙さえあれば十分だ。
「追撃に入るっツ!ウオオオオラァッァアア!」
真がよろけたところに一気に何発もの拳や脚を叩き込む。
真も負けじと
「間に合えぇっツ!聖盾、聖盾、聖盾・・・・!」
を繰り返すが、無力化されても明により宏助の拳には直に力が戻る。
「宏助さん・・・・・!やっちゃってくださいっつ!魂達よ!宏助さんの下へ集えっツ!」
「よっしゃあああ!このまま押し切る!」
宏助と明に希望が見え始める。既に、真にはもう強烈な直接攻撃を何度も入れてる。
たとえ、無力化されても慣性の法則により、真に当たることは当たる。
しかし、
「ふんっつ!」
「・・・・・なっつ!」
なんと真は、宏助の攻撃に自分から浄化なしで当たりに行き、その反発力と自分の後ろに逸れる勢いでわざと吹き飛ばされた。
真はそのまま数メートルほど吹き飛ぶ。が・・、
「今ので右肩は使用不能なはずだ
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