番外 NARUTO編 その1
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瞬後には何処か知らない部屋の中へ転移させられていた。
すると、行き成り怒声が奔る。
「誰だっ!?貴様達はっ!」
「ここは…?」
飛ばされる殺気に体は条件反射の如く反応し、戦闘態勢へと移行する。
オーラを纏い、目は油断無く写輪眼へと変貌する。
俺と一緒に転移してきたのはソラと俺の回りに居た久遠とクゥ。…つまりあの時一緒に居た全員だ。
目の前を見れば、黒のロングの髪が美しい一人の女性。彼女が恐らく俺達の召喚者だろう。
その虹彩は殆ど白に近い薄紫色をしていた。
「なっ!?写輪眼っ!?」
と、動揺した後、その声を荒げた男は続いて慌てたように言葉を続けた。
「目を閉じろっ!彼らの目を直接見てはダメだっ!」
その男の言葉を聞き、そこに居た複数名の人達は一斉にその目を伏せた。
そう言った後、その彼は自身の左目を隠していた何かをたくし上げると、その瞳を現す。
む?
この瞳の事を知っている?それに対処法も?
それにあの瞳は写輪眼だ。
どういう事かと考えをめぐらせているとソラから念話が入る。
『アオ、ここって…』
『まさか木ノ葉なのか?』
写輪眼の名を知っている存在など限られる。世界を跨げば知る存在などそうそういないだろう。
『場所まではまだ分からないけれど、この娘…』
かなり昔の事なのでもはや記憶が曖昧になってきているが、おそらく…
「ヒナタ…なのか?」
「え?」
俺の言葉に戸惑いの言葉と同時にその閉じられた瞳が開かれる。
一瞬何かを考えた後、目の前の彼女は声を発した。
「アオくん…なの?本当に?」
「…そうだね」
ようやく記憶の奥底から引っ張り出して見てみれば、写輪眼でこちらを警戒しているのはカカシさんで、テーブ越しに椅子に座っているのは綱手様か。あの濃い独特の雰囲気をかもし出しているのはリーさんだね。
「じゃあ、そっちは…」
遠慮がちに目を開けたリーさんが会話に混ざろうと一歩前に出てそう問いかけた。
「ソラ…ちゃん?」
「そう」
ヒナタの言葉にソラが簡潔に答えた。
そう言えば、かなり昔、ヒナタ達と別れると悟ったときに召喚口寄せの巻物をつくって置いていったっけ?
まさか今頃になってそれで召ばれるとは思いもよらなかった。
「神咲アオと神咲ソラで合っているのか?」
「綱手様っ!」
目を開けて、俺に確認を取る綱手に、それを危険と止めに入るカカシ。
しかし、それを片手で制して「どうなんだ?」と問いかけた。
「お久しぶり?になるのですかね。確かに俺達はその名で呼ばれていたことがありますよ」
「どういう事だ?」
「詳しくは話せ
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