番外 NARUTO編 その1
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かが解説する。
「なるほど…俺の雷切のようなものなのね…」
そうカカシがこぼす。
「霧隠れの術」
スゥっと白い霧が立ち込め、辺りを覆い始める…前にソラも印を組んでいた。
「風遁・大突破っ!」
吹き荒れる暴風は霧が立ち込めるのを許さない。写輪眼で印を先読みし、対抗する術を行使したのだ。
どうやら、防御には成功したようで、忍刀七人衆には傷一つ付いていないが、それでも視界が奪われる窮地には陥られずに済んだ。
だが、それでも自身の愛刀の武器を持ってからの忍刀七人衆は鬼に金棒と言う感じで暴れまわる。周りに引き連れてきた忍達なんて物の数では無いと蹴散らされ、命を散らしていく。
「誰かっ!一瞬でもいいから動きを止めてっ!」
ソラが叫ぶ。
「っ!分かりました。私にお任せくださいっ」
と言った誰かはホルダーからクナイと取り出し、雷刀”牙”を持つ忍に投げつけるが余裕でかわされてしまう。
「影真似手裏剣の術っ」
しかし、地面に突き刺さったクナイは相手を一瞬その地面に縫い止め動きを止める。
どうやらあのクナイは特殊な物のようで、自身のチャクラ性質を流し込め、同様の効果を生み出せるようだった。
「ナイス援護ですっ!」
ソラはそう言うとすぐさま相手の首を刎ね、地面に刺さったクナイを回収し、援護をしてくれた忍に投げ返す。
「次、行きましょう」
「はいっ!とは言え、この技では一、二秒止めるのが精一杯ですが…」
「十分よっ」
穢土転生体である彼らは本来殺す事は出来ない。しかし、ソラのもつハルペーは不死殺しである。屈折延命の効果で斬りつけられた傷は決して復元されない。つまり落とされた首は再生されないので不死である彼らも死して黄泉へと戻るのである。
「雷(らいっ!)」
雷刀”牙”の使い手を葬り去り、厄介な牙はソラがすぐさま回収。妨げる物の無くなった久遠は落雷の術で残りの忍刀七人衆を分断する。
「今っ!」
「はいっ!」
後は一瞬でも影真似手裏剣で動きが止められれば相手を倒す事は容易い。
ソラは横一文字にハルペーを振るい、鈍刀”兜割”の使い手を葬り去る。
捕縛と一撃必殺のコンボはこの戦場において見事な成果を上げていた。…ように見えた。
ソラが兜割を持ち上げて後ろの忍へと放り投げて隔離してもらった頃、再び現れる穢土転生の口寄せの棺。
中からは先ほどソラが倒したはずのガリやパクラ、他の忍刀七人衆の二人が現れる。
「っ!?…なるほど。やっぱり殺すだけじゃ駄目って事ね…」
彼らは再び穢土転生で冥府から呼ばれてしまったのだろう。魂が浄土にある以上再度呼ばれてしまうと言う事か。
「出来れば封印なんて手段は取りたくなか
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