魔法先生ネギま!
0457話
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ールドから平行世界間を渡る為の転移装置の暴走で今年の1月にこの麻帆良に迷い込んだ。それでこの前の映画撮影と称した戦いの時に俺の仲間達が助けに来てくれた訳だ。虫型、人型の兵器を見たと思うが、一応魔法同様に今の所は秘匿義務があるので注意しておいてくれ。で、俺が今日来た理由だが、今も言ったように仲間達が迎えに来てくれた以上はそっちに戻らなきゃならないから今までのように学校に来る事が出来なくなった訳だ。……まぁ、殆どの奴も話には聞いてると思うが」
呟き、ステータスのSPが400を越えるまで回復しているのを確認してから再び指をパチンッと鳴らす。
同時に俺の全身を炎が包み込み、次の瞬間には20代の姿へと戻っていた。
「ちょっ、アクセル君!?」
「うわ、思ったよりも格好良いかも」
「子供の時よりも垂れ目な所が印象強いわね」
等々一瞬騒ぎになるが、フェイトがチョークを構えると再びピタリと静まる。
「見ての通り、これが俺の本来の姿と言ってもいいようなものだ」
「え? じゃあアクセル君ってば年齢を誤魔化して女子中学生の中に潜んでたの!?」
「……朝倉、そういう表現は止めて欲しいんだがな。まぁ、その辺に関しては俺じゃなくて学園長に文句を言ってくれ。俺にしてもまさかこの年齢になって中学生達の中に放り込まれるとは思ってなかったからな」
全く、近右衛門の悪巫山戯も大概度が過ぎる時があって困る。
「で、話を戻すが……知っての通り、魔法世界に関して今は色々と忙しく活動している。具体的に言えば火星のテラフォーミング計画であるブルーマーズ計画とかだな。ニュースとかで見た覚えのある奴もいるんじゃないか?」
そう言い、クラスへと視線を巡らせる。
その中で、あやかと千鶴は2人共笑みを浮かべて俺の方へと視線を向けている。
かと思えば、ブルーマーズ計画? 何それ美味しいの? とばかりの表情を浮かべている者達もそれなりに。……中学生でもニュースくらいは見ると思ったんだがそうでもないのか?
「まぁ、そういう訳で俺はもう学生をやっている時間がないからもう学校に通う事もないと思う。その為の別れの挨拶だな」
「……別にもう会えないって訳じゃないんでしょ?」
神楽坂からの質問に頷く。
「そうだな。何だかんだで麻帆良自体にはちょくちょく顔を出すと思うし、何しろ俺達の本拠地へと転移出来るゲートがあるのが女子寮の近くだからな」
「ふーん、ならあまり問題ないかも。円や美砂がアクセル君に会いたくなったらゲートってのを使って会いに行けばいいんだし」
「ちょっ、桜子! あんたねぇ……」
「え? 何? もしかして円ってばアクセル君に会いたくないの?」
「会いたいわよ! でもだからってアクセル君に迷惑ばかり掛けてちゃ駄目でしょ。それに
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