狂った人形編
おまわりさんこいつです!!
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こと信じてなかったしいい機会かもしれん。
『大丈夫ですかー?』
「おう、大丈夫……って何!?」
生徒カバンを見るとちょこんと小さな女の子がいた。
「どうしたの天ちゃん?」
美恵には見えていないらしい。ダジャレか、
『初めましてー、カバンの神と申しますー。』
「カバンの神? あんたも神かよ。」
「え、何言ってるの?」
自己紹介するカバンの神に応答する俺に何がなんだか分らない美恵、カオスな空間が生まれた。
「って、そんなことはいい、さっきの男は何だ?」
「そ、そんなこと聞かれても……」
「お前じゃない。カバンの神に聞いている。」
「だからカバンの神って誰!?」
さっきから美恵がうるさい。少し落ち着いて欲しいものだ。
『あれは私の弟ランドセルの神ー、昨日喧嘩して家を出てったのー。』
「なるほど、それで小学生か……」
「小学生が、どうしたの……?」
『どうかお願いしますー。弟を止めてくださいー。このままでは彼ロリコンだから小学生に手を出してしまうかもしれないのー。仮にも神だからね、何かやらかすかもしれないしー、』
「な、なんで俺が!?」
『それに君にも多少小学生に何かしようとした疑いがあるからー、ここは退散するのが得策がと思うなー。』
嫌だ、小学生にてお出してしょっぴかれるなんてっ……!
「! わ、わかった。どうすればいい?」
『私がナビゲートするから指示通りに走るんだー、』
「了解! 行くぞ!」
「ちょっと、天ちゃんどこ行くの!?」
そんな声を聞きながら俺は全力疾走をした。
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