第12話
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さてさて、また病院からスタート・・・と思っていたのか?
えー、病院からスタートするはずだったんですが、突如現れた謎の子供に助けられるという事態に・・・。
「ピッタンコ♪ピッタンコ♪ヒャハハハ!」
見た目5歳児といったところで、その少年は無邪気にケラケラと笑っている。
頭にターバン、首には赤いマフラー、着ている服は甚平でボロボロのマントを羽織っている。
眼は緑色で、白目の部分は穢土転生特有の黒色になっている。
「ピッタンコ♪ピッタンコ♪ヒャハハハ!」
よく分からんが楽しくて仕方がないって感じである。
幼稚園児くらいの子ってそういうもんなのかね。
「おい、少年。
助けてくれてありがとな。」
「いいんだよ♪ケガしてない?大丈夫ぅ?」
「ああ、大丈夫だ。
ところで少年、名前はなんて言うんだ?」
「アタシ、ヨタだよ!」
ヨタ・・・って誰だっけ?
コイツ、原作にいたっけ?
・・・ああ、そうか!いなくて当然か!アニメオリジナルか!
「そっか・・・ヨタって言うんだ。
オレはうずまきナルト。
よろしくってばよ!」
「うん!変な口癖だね!」
「ふざけんなバカヤロー!コノヤロー!」
口癖に関しては元々、原作の雰囲気を壊さないようにワザと言うようにしたのが始まりだった。
しかし、ずっと言い続けているせいか本当に癖になってしまっていた。
さて、どうしたものか。
ぶっちゃけた話、この子はもう死んでいる。
既に"あべし!"しちゃっているのである。
そしてこの子、大蛇丸、いや大蛇○に穢土転生されちゃっているんですよね、これがまた・・・。
まあ、この頃はまだ術が未完成の状態なので完全には操られていないみたいである。
だから何も心配する必要はない。
という訳で、とりあえずナルトはヨタと遊ぶことに。
まあ、遊ぶと言ってもやる事は限られている。
ナルトの世界ではテレビゲームなんざ存在する訳が無いし、トランプなどで遊ぶにも人数が足りない。
だから、体を動かす系の遊びに絞られる。
思い付く遊び・・・鬼ごっこ・・・論外。
特に、手つなぎ鬼とかどうやったら出来んだ・・・。
かくれんぼor缶蹴り・・・ダメだ・・・2人じゃつまらん。
ケンケン・・・直ぐ飽きるよね・・・。
結局、身の上話とか噂話等の雑談タイムになってしまった。
自分の里での扱いが酷いという話や料理を少々やる話等を話した。
話一つひとつに様々な反応を見せてくれる、ヨタ。
悲しい話をすれば雨を降らし、楽しい話をすれば雪を降らし、話に同情してくれて怒った時には雷を落とす。
口笛の吹き方を教えて上げたら、さわさわと爽やかな風が2人の周りを駆けていった。
口笛が吹けるようになって嬉しかったのか、ヨタが調子こいてしばらく口
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