ジークレインの決断
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
あと3人の賛成票があればエーテリオンを撃てる!」
「時間が無いんだぞ!Rシステムは絶対に使わせちゃいけねぇ!」
必死に叫ぶジークレインを、クロノはどこか不気味で歪んだ薄い笑みを浮かべて見つめていたのだった。
ふわっと、緋色が舞う。
と、同時に、凄まじい速さの剣が楽園の塔の見張り達を襲った。
「うわあああ!」
「エルザだぁ!」
1人の見張りの首根っこを掴み、エルザが問う。
「ジェラールはどこだ!?」
一方、楽園の塔のある島へ到着したナツ達。
が、塔までの階段には多くの見張りが立っていた。
「見張りの数が多いな」
「気にする事ァねぇ!突破だ!」
「うん!そうしようっ!」
「ダーメ!」
今にも飛び出そうとするナツをルーシィが、ルーをアルカが抑える。
「エルザとハッピーが捕まってんだ。ヘタに動けばエルザ達が危険になる。しかも塔らしきものはずっと先。ここでバレたら分が悪ィ」
近くの岩陰に隠れ、どうやって塔の中に入るかを考える一同。
すると、海の中からちゃぽっとジュビアとティアが姿を現した。
「ジュビア達は水中から塔の地下への抜け道を見つけました」
「マジか!でかした!」
グレイが声を上げる。
「褒められました。あなたではなくジュビアが・・・です」
「はいはい」
そしてやっぱりルーシィを恋敵として敵視するジュビア。
「水中を10分ほど進みますが、息は平気でしょうか?」
「ジュビア、聞くまでもないわ。そこの獣と露出魔は平気よ。問題はルーシィとルー、アルカね」
「今さらっと俺達の事バカにしなかったかお前」
「10分なんて無理に決まってんでしょ!」
「あー・・・悪いな、アルカさんは5分が限界だ」
「んーとねぇ・・・2分くらいならいけるよ」
ジュビアの問いにティアが答え、グレイがツッコむがスルーされた。
ルーシィがツッコみ、アルカとルーは少し考えてから呟く。
それを聞いたジュビアは右掌に水の球体を創りだした。
「これを被ってください。酸素を水で閉じ込めてあるので、水中でも息が出来ます」
「ほぉー、つーかお前誰だ?少しティアと声が似てんな」
「関係ない事言ってないで、ほら!行くわよバカナツ!」
「うおっ!?」
かぽっと水の球体を被ったナツの首根っこを掴み、水の魔導士だから水の球体が必要ないティアが海に飛び込む。
他のメンバーもジュビアから貰った水の球体を被り、海へと飛び込んでいった。
楽園の塔の地下。
ナツとグレイはそこに到着し、誰もいない事を確認する。
その後からルーシィ、ジュビア、ルー、アルカ、ティアが続く。
「便利ねこれ、マヌケだけど」
何故
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ