第123話 十常侍誅殺 後編
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たずして馬に騎乗し三人が張譲の近くに進みでてくると、数百メートル程の距離で制止した。三人の出で立ちは中央に背丈の低い帽子を被った女の子、左にアホゲが特徴的で奉天牙戟を持った女の子、右にポニテールで胸をサラシで巻き手に槍を持っている一風変わった女の子がいた。
「我らは元中郎将、董仲穎が家臣。賈文和」
「同じく恋」
「同じく張文遠」
「恋・・・・・・。まあいいわ」
賈?は恋に何か言いたい様子だったが何も言わなかった。
「董仲穎!」
張譲は「董仲穎」の言葉に反応し馬車の外に出てきた。
「董仲穎の兵だったか。大義大義。宮廷が賊に襲われたのだ。お前達は直ぐに都の賊を討伐にしてくるのだ」
『約束を破っておきながら馬上から返答とは何と偉そうな奴等だ。こいつらの顔は忘れぬぞ。董仲穎に無礼なこの三人を処刑させねばな』
張譲は董仲穎の兵と分かった途端、傲慢な態度で賈?に命令を出し、腹の中では三人の態度に怒りを滲ませていた。その態度に対して賈?を冷酷な言葉を投げかけた。
「張譲、陛下を拐かした大罪人を私が見逃すと思っているわけ? 霞、さっさと首を刎ねなさい」
「貴様、儂を裏切るつもりか!? 朝廷に口利きしてやったことを忘れたのか。お前達のよう涼州人が誰のおかげで東中郎将になれたと思うのだ」
張譲は賈?の言葉に動揺した。狼狽しながらも必死に賈?の考えを改めさせようと喚いた。賈?は張譲の喚き声に苛立ちを覚えたのか額に青筋を浮かべた。
「うっさいわね! 主・董仲穎はあんたを利用しただけ。あんたに利用価値が無くなったから消すだけ。ただ、それだけのことよ」
賈?は淡々と話した。
「待て。官位が欲しいなら思いのままだぞ。望むを言ってみよ。金か? 欲しいだけくれてやる」
張譲の言葉などお構いなしに賈?は張遼に目で命令した。張遼は馬から槍を持ったまま飛び降り颯爽と着地する。
「悪いな〜、おっちゃん、今までごっつい悪いことしてきたんやろ。ここらでちゃっちゃと死んどこうか」
張遼は張譲に人の善さそうな笑みを浮かべ謝ると、表情を一遍させ殺意の篭った目で一睨みした。
「待て待て、待て、許してくれ」
張譲は張遼の一睨みで尻餅を着き体を強張らせながらも必死に逃げようとするが直ぐに張遼に背後を取られた。張遼は躊躇することなく張譲の首を刎ねた。
「無様だわね。一時は権力を欲しいままにした人間の最後しては呆気ないわ」
「賈クッチ、キッツイわ??????。そう思わんか、恋」
「お腹減った」
三人の会話は全然噛み合っていなかった。
張譲が董卓軍に誅殺される数刻前に遡る。麗羽(袁紹)は宮廷で張譲を捜していたが、彼が劉弁と劉協を
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