魔法先生ネギま!
0456話
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み込むのならその葉加瀬という子の協力は必須でしょう。技術班には通達しておくわ」
「悪いな」
俺の無茶な要求を受け入れたレモン、そして間を取り持ってくれたコーネリアの2人に対して礼を言う。
「魔法に関してはそれなりに興味深いから構わないわよ」
レモンがそう言いながら頷く。
「全く。いい男にはいい女が寄ってくるのは自然の摂理だとは言っても多少は自重した方がいいぞ?」
「あー、了解……」
コーネリアの忠告に苦笑を浮かべるしか出来ない俺だった。
「それよりも、そのグレートグランドマスターキーをヒュドラに搭載するのなら残り1つのヒュドラはどうするの?」
「それに関しては取りあえず適当に何かつけておいてくれ」
「そういう風に言うって事は、何かお目当ての武器があるのね?」
「ああ」
レモンの言葉に頷き、視線をコーネリアの方へと向ける。
「上手く行けばギアスの世界である物が手に入るだろうからな。それを搭載するつもりだ」
「ある物?」
「そうだな、レモンにはこう言えば分かるか。MAPWってな」
「……本気?」
「ああ。もちろんそうほいほい使うつもりはないが、準備してあるのと無いのとじゃ大違いだろ」
「MAPW?」
マリューの不思議そうな声に、レモンが口を開く。
「Mass Amplitude Preemptive-strike Weapon。訳せば大量広域先制攻撃兵器って所かしら」
「……それって核じゃないの?」
「種別的にはそれもあるが、俺が考えてる奴は放射能とかは一切無いクリーンな兵器の予定だ」
その言葉に安堵の表情を浮かべるものの、結局説得は出来ないままに実際入手してからどうするかを決めるという事になるのだった。
夕食終了後の、4人でゆっくりとしている時間。俺達は麻帆良で流れているTV番組の電波をゲートで受信してそれを眺めていた。TVではニュースが流されており……
「来たな」
「ああ。さすがに行動が早いと言うべきか」
俺の言葉にコーネリアが同意し、マリューとレモンも頷いている。
現在TVに映されているテロップの内容はこうだ。
『雪広財閥と那波重工が前代未聞の大プロジェクト! 火星のテラフォーミングを日本政府を通して国連に提案!? 独自にテラフォーミングへの道も示唆』
そしてTVに映し出されたいわゆる有識者の面々は口々に売名行為だ、技術的に無理だ、何か他の狙いがあるのではないか、と意見を交わし合っている。
……いやまぁ、技術的に無理だっていうのは正しいんだけどな。俺達シャドウミラーがいなければ無理だっただろうし。
表の世界だとこういう扱いだろうが、魔法世界からのバックアップも受けている以上はそう簡単に潰れる事もない
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