魔法先生ネギま!
0456話
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向けている。
「一応言っておくが、葉加瀬は中学生ではあるがその技術力は本物だ。何しろ茶々丸の制作者の1人だしな」
「……へぇ。それが本当なら確かに大した物だけど。でも、何でわざわざ新型機の開発に引っ張り込むの? 確かに技術力は大した物かもしれないけど、だからと言って絶対に必要と言う訳でもないでしょう?」
レモンの言葉に、特に何を言うでもなくテーブルから少し離れて空間倉庫のリストからグレートグランドマスターキーを取り出す。
「それは……確かエヴァの魔法で見たわね。グレートグランドマスターキーとか言ったかしら」
「ああ。こっちに戻って来てから暇な時にちょっとずつ調べていたんだが、これを魔法媒体として使うとネギまの世界以外で魔法を使ってもある程度まで魔力の消費は抑えられるというのが判明してな。まぁ、それでもネギま世界で魔法を使う時のように気安くは使えないんだが、それでもこれを新型機に組み込めば魔法という自由度の高い攻撃手段を手に入れる事が出来る。さっきも言った茶々丸だが、茶々丸は科学と魔法のハイブリット。魔法科学の産物と言ってもいい存在だ。で、その茶々丸を作った超は俺の記憶を追体験したなら知ってると思うが既にこの世界にはいない。つまり、このグレートグランドマスターキーを新型機に組み込むのに必要な技術を持っているのは現在俺の知ってる限りでは葉加瀬しかいないんだよ。つまり、わざわざ葉加瀬を引き込むんじゃなくて、その技術を持っている唯一の人物が葉加瀬だから引き込んだ訳だ」
手に持っていたグレートグランドマスターキーを空間倉庫に戻して、再びテーブルに着く。
「もっとも、当然無料で手を貸して貰える訳じゃない。技術班の何人かに手が空いたら葉加瀬に対して色々と講義をしてくれるように頼んでくれ。技術班の奴等にしても、魔法科学に触れられるのはマイナスにならないだろう」
「そうね、確かにアクセルの言いたい事も分かるし、理解も出来るわ。てっきりまたアクセルが唾をつけた子かもしれないと思ったけど、それも違うようだし」
その台詞に、思わずジト目をレモンに向けてしまった俺は悪くないだろう。
「レモン、俺をなんだと思ってるんだ?」
「……中学生に、しかも4人に手を出した女好き」
……ジト目で言ったら、ジト目で返された。
「あー、いや、けど実際に手を出した訳じゃないのは記憶を追体験したから知ってるだろ?」
「そうね。もし本当に手を出してたら……さて、どうなってたかしらね?」
ニヤリ、とした冷たい笑みを浮かべるレモン。
「レモン、その辺にしておけ」
俺とレモンのやり取りを見守っていたコーネリアがそう声を掛け、レモンも溜息を吐いて小さく頷く。
「まぁ、アクセルの考えは分かったわ。確かに魔法を新型機に組
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