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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第188話】
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ゃん、皆も。 さっきの事は忘れて今日は楽しもう? せっかくのウォーターワールドだもんね♪」

「そうね。 今日ぐらいは羽目を外して遊んでもいいかもね!」

「……ですわね。 ですが鈴さん? 羽目を外しすぎないように――」

「わ、わかってるわよ!」


 慌てた様に言う鈴に対して、クスクスと笑うセシリア。


「そうだね? ヒルト、さっきはご苦労様。 これ飲む?」

「む? ……シャルロット、用意が良すぎる気がするが?」

「き、気のせいだよ。 はい、ヒルト」

「ん。 悪いなシャル。 ……流石に暑かった、黒は熱を吸収し過ぎだな」


 シャルから受け取ったスポーツドリンクを、一気に飲み干すお兄ちゃん。

 余程喉が乾いていたのかも――。


「せ、せっかくだヒルト。 私のもやろう……」

「あぁ、悪いなラウラ――てか、これってラウラの飲みかけか?」

「ぅ……む。 ……嫌でなければ……飲むがいい」



 ふぃっと顔を逸らすラウラは、同性の私から見ても可愛い態度をとっていた。

 言葉は少し素直じゃないけど、雰囲気はお兄ちゃんに飲んでほしい――そんなオーラ(?)を出していた。


「……じゃあ遠慮なくもらうぞ? まあ全部汗にかわりそうだがな、これが」


 そう言ってラウラから受け取った飲料水を飲むと、全部は飲まずにそれをラウラに返した。

 ……たまにわざとやってるんじゃ無いのかと疑ってしまう。

 ……もしくは、余裕が出来たからかな?


「……美冬、難しい顔してどうした?」

「ん? ……何でもないよ、お兄ちゃん♪ ほら、いこっ?」

「お、おい引っ張るなよ。 ……皆、ウォーターワールドにいくぞ〜」


 無理矢理腕を引っ張り、私はお兄ちゃん達に入場を促した。

 ……せっかくだもん、今日は楽しまないとね♪
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