酸素が入った試験管の中に火のついた線香入れてみるとどうなるっけ?
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それは放射されていた水を蒸発される。
それでも・・・・
「諦めるなっつ!放射し続けろ!」
『ハイっツ!』
一方、二人目の死神もただでは倒れなさそうだ。
「フン。こんな砂ごときで、俺がやられるかっツ!」
『ううわああああああ!』
砂を逆に放出し始めたのだ。砂が一瞬でこちらの視界を奪う目くらましとなる。
しかし・・・・・
「・・・・・おい、俺のところまで視界が悪いぞ。」
「全く周りが見えん。」
砂を逆に放出したせいで、有馬の視界以外の全体の視界が悪くなる。
「まだ、水は放出されるのか・・・ウザったい。」
「くそっツ!気配感知とは面倒くさい。」
砂のせいで気配感知もままならないため、水攻めの効果にもよって二人は上手く動けない。
「こうなったら・・・一気に風を放出してやるっつ!疾風大乱破!」
「・・・・・・水の放出源を燃やす。・・・・・・灼熱炎壊破!」
どうやら死神二人は大技に出るらしい。
とてつもない量の炎と風が出てくる。
「・・・これを待ってた。全員待避っツ!」
『うおおおお!』
「うん?待避だと?なめてやがるぜ。」
「・・・・・俺らの技避けられるはずが・・・・・なんだあれはっツ!」
「・・・・なっつ!」
二人の死神の驚く様子が聞こえる。しかし、もうフィニッシュだ。
まず、砂と水はフェイク。意味合いは、二人の武器のある程度の無力化。そして、大技を出させるため。
もう一つは、それに混ぜて、放出していたもうひとつのもの、つまり酸素。
まず、二人を分散、更に、砂により視界を悪くし、同時に放出していた酸素で、酸素濃度を高める。
そこを、闘技場を囲う防弾ガラスのフィルターを発動。発砲訓練などでよく使うのだが、それを用いる。
それは空気口を開ければ、空気は入るが、トレーニングのために、酸素の薄いところを実現できるよう、当然気体を閉じ込めることも可能だ。
砂によりその巨大なフィルターの存在を隠し、閉じ込めた酸素濃度の高い気体は彼ら二人の死神の周囲に溜まる。
そこで炎の大技を使えば・・・・
ドカァァン!
「うわぁあああ!」
「・・・・・・なんとっツ!」
酸素濃度の高い気体に引火し、大爆発を引き起こす。当然、麗達SPで、フィルターの中にいるものなどひとりもいない。
砂と水の作戦段階の時点で、既に、SP達は、フィルターが出る外側にいた。
「・・・・・・チェックメイトです。」
麗のその言葉と、真のその言葉が重なったのは、必然なのか・・・はたまた偶然なのか。
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