酸素が入った試験管の中に火のついた線香入れてみるとどうなるっけ?
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と明に向けて、発射される。
そして、容赦なくその光は・・・・、
宏助の胸と明の胸・・・・・
「・・・んんっツ!」
「ぐはっツ!」
・・・・つまり先程真が説明をしていた人の胸にある魂の「核」を貫く。
「・・・・・チェックメイトだ。」
真の呟きは、耳をやられた今の宏助には・・・届かない。
「分析班は少しでも早く、弱点を見つけてっつ!戦闘班は二手に分かれてなんとか死神二人を分散して!」
麗は激しく指示を出しまくるが、その当の相手は全く持って余裕の様子だ。
「分散っつたって。そもそも俺はコイツと組みたかねーよ。」
「・・・同意。そもそも我らに弱点など人間相手にあるはずもねぇ。」
「ふん!それもそうだな。お前風に言うと同意、だ。」
そんな余裕の二人だが、既にしゃべりながらも二人の武器からは炎と風が出ずっぱりだ。
麗の指示で多少は離れて、射撃を行っているが、弾丸は炎に溶かされたり、風に飛ばされたりで全く役に立たない。
(まずは・・あの武器をなんとかせねば・・。)
あの武器をなんとかしないと、こちらは三十人いても近づくことすら出来ない。
武器を取り上げても、やっと人外の力所持の超人、というランクに下がるのだから気が遠くなる。
炎と風。炎ならなんとか出来る手段はあるが、風の対処は正直困る。
そもそもひとりひとりの武器を奪ったり無力化するにもあの二人を分散しなければいけない・・・。
「しょうがありませんね・・・。罠・壁(トラップ・ウォール)です!」
「はい、分かりました!」
分析班の一人が、なにやらキーボードに打ち込む。
ドゴゴゴゴゴ
闘技場が二つに割れ、壁が出てくる。
そもそも、死神二人をSPによって分散していたので闘技場から出てきた壁によって完全に分離される。
「お、お。面白い仕掛けだな・・・!」
「・・・・マズイぞ・・・これは。」
有馬は普通にしているが、もうひとりの死神が顔をしかめる。
しかし、そこで・・・、
「いけ・・・っツ!一斉放射っツ!」
『うおおおおおおおおおお!』
「なっつ!水ぅ!」
斧を持つ死神が焦った声を出す。
そう、麗は簡単に考え、水をかければ炎では勝てまいと考えた。
その結果、園芸用の超巨大特注ホースを何本も持ってきて、水の一斉放射を行っているのだ。
当然水があれば、炎は出せまい。そういう考えだ。
更に・・・・
「うっぉおっぉおおお!なんだってんだこれは!」
風を発生させた有馬の周りには砂の竜巻が出来ている。
空気中に砂の粉塵を放っていたのだ。風の発生源に巻き込まれるのは、竜巻と同じ現象だ。
これで、有馬の視界はブロックされている。
しかし、この程度で死神は倒れない。
「水程度・・・・我がそんなものを蒸発できないと思うなよ!」
彼の斧から更に激しい炎が出る。
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