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仮面ライダーOOO The Original Story 〜異世界戦記〜
002   獣と    亜種と   新兵器   
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らば…我のいもう「違う。」
蓮矢がセリフに割り込むようにツッコむ。
「蓮矢くん、そっちの人は?」
姫那がラルフを見て蓮矢に聞く。
「ああ、こいつはラルフステ…なんだっけ?」
『「ラルフステール・インボーグだ!覚えろ無礼者!」』
ラルフが怒鳴る。
「…?……!まさか…」
姫那がくっと顔を上げる。
「話すと長くなるから、俺の部屋に来て。」
蓮矢は、ライドベンダーの補助席を開き、妃那を乗せて部屋に向かった。



















・・

・・・

・・・・























蓮矢達は、部屋に戻り、姫那に颯斗のこと、そして、幸神に話したそれとよく似た話をした。
「じゃあ、お兄ちゃんはまだ生きてるの?」
姫那が聞く。
「生きてるけど…気の毒なことに、この王様かぶれが憑いてないと死んじゃうんだ…」
蓮矢がラルフを見ながら言う。
姫那「それでも…お兄ちゃんが生きてたのは嬉しいから…」
姫那の表情が若干和らぐ。
姫那と蓮矢がそんな会話をする傍ら、念動力による検索、それを使用して、紛失したトラとバッタのコアを探していた。
「あ、蓮矢くん。これを…」
そう言って姫那がポケットから取り出したのは、クワガタムシの意匠が入った緑色のコアメダルだった。
「これって…コアメダル…」
蓮矢がクワガタコアを見ながら呟く。
『「ほう、クワガタか…自分のコアを落とすとは…ヤツも相変わらずの虫頭か…」』
皮肉めいた口調でラルフが割って入る。
その手には、トラとバッタのコアが握られていた。





「ホント万能だよなぁ…お前のそれ…」
蓮矢が二枚を受け取りながら言う。
『「フッ…我の実力だ…」』
「ああそうかよ…」
その虫頭じみたことを言うラルフと、呆れ気味に返す蓮矢。
『「それはそうと…」』
「?」
ラルフ不意に姫那を見やる。
『「お前は、この男、我が器との婚姻は済ませていないのか…?」』
と、爆弾を落とした。
「姫那ちゃん、俺夕飯作るから…!」
鼠のように蓮矢が逃げ出す。





「うふふふ…なに?古代では近親〇姦が流行りなの?」
満面の笑みでラルフの首を絞める姫那。
顔は笑っているが目は笑っていない。
ラルフ『「ファッ!?ちょ、ちょっと待て、我は何もおかしなことはぎゃあああああああああああ!!」』
そこからしばらく、ラルフに安息はなかった。
ラルフ『「ぬわーーーーーーっ!!」』
(ホント、こうなった姫那ちゃんは恐いよ。くわばらくわばら…)










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