魔法先生ネギま!
0455話
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魔力が集中して……集中? あぁっ!? そうか! 魔力が集中すればする程霧散するのに時間は掛かる。つまりはより凝縮させて保存させる事が出来れば運搬途中で消費する魔力の量も少なく……ありがとう、アクセル君。おかげで何とかなるかも! 葉加瀬さん! ちょっと来て下さい。相談したい事があります!」
ペコリと素早く一礼し、そのまま葉加瀬がいる方へと走っていくネギ。
その姿を見送り、俺は魔力が回復するのを待って残り1つの時の指輪を起動させるのだった。
「アクセル君!」
エヴァの別荘を出て、ゲートでホワイトスターに戻るべく女子寮の方へと向かっていると、唐突にそう声を掛けられる。
振り向くと、そこにいたのは円、美砂、桜子の3人。
「いつも通りと言えばいつも通りだが、最近だと逆に珍しい組み合わせだな」
「にゃはははは。円も美砂も魔法少女になってたからね」
笑みを浮かべながら円と美砂の2人へと視線を向ける桜子。
「ちょっ、桜子。魔法少女はやめてってば」
「まぁまぁ。円も落ち着きなよ。魔法少女もそれなりに需要があるんだから」
「無いわよ! ……いや、リアル魔法使いがいるんだからあると言えばあるのかも」
「そうそう。円も美砂もリアル魔法使いなんだしね」
「……実は桜子、魔法について秘密にされてて怒ってたりする?」
「別に怒ってなんかないよー。ただ、クラスでも私と鳴滝ズだけが知らなかったとかぜーんぜん気にしてないしー」
そうは言いつつも、口を尖らせているその表情は全身で言ってる事と態度が逆であると主張してるんだが……
「ほら、だから今日はそのお詫びにカラオケに付き合って上げるって言ってるじゃない」
「クレープも付けて欲しいなー」
「分かったわよ。ゴーヤでいいのね?」
こうして桜子と話している円を見ると……
「父親と娘……」
「プッ、ア、アクセル君。それ的確すぎ!」
思わず漏らしたその呟きを聞いた美砂が吹き出しながらバンバンと俺の背中を叩いてくる。
「ちょっと、アクセル君! 美砂も!」
がーっとばかりに怒鳴ってきた円に軽く謝り、改めて桜子の方へと視線を向ける。
「この姿の俺を見て、よくアクセルだと認識したな」
「うーん……何となく?」
いや、何となくで正体を見破るとか……これも豪運の為せる技か?
「それよりもさ、円と美砂が奢ってくれるって言ってるしアクセル君も一緒にカラオケに行かない?」
「あー、悪い。俺は俺で色々と忙しくてな。どこまで聞いてるかは知らないが、ちょっとした一大プロジェクトに関わってるんだ」
「あ、聞いてる聞いてる。火星をリフォームするって奴でしょ?」
「……リフォームしてどうするの。テラフォーミングよ、テラフォー
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