魔法先生ネギま!
0455話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
、魔力を込めるという時点でホワイトスターやSEED世界でやるのは無理、麻帆良は学園結界があるからこれもまた無理。自然と麻帆良の外か、エヴァの別荘が候補に挙がった訳だが……まぁ、今回は葉加瀬の問題もあったのでここでやる事になった訳だ。
「ふぅ……」
時の指輪を持ち、意識を集中して魔力を右手へと集め……時の指輪へと送り込む!
轟っ!
俺の身体から大量の魔力が溢れ出し、周囲に魔力の奔流による嵐のようなものを紡ぎ出す。
「ア、ア、ア、ア、アクセル君!? 一体なにやってるの!」
魔力に驚いたネギがこちらへと向かって来るのがチラリと見えたが、俺はそれを気にせずにひたすら魔力を時の指輪へと注ぎ込んでいく。
俺の、人外染みた魔力。即ちSPがあって初めて可能な時の指輪の起動。それを為すべくただひたすらに魔力を込めていき……ステータスのSPが残り1桁になったその時。俺の手に握られていた時の指輪が眩く光り、周囲を青い光で照らし出す。
「……よし、これで1つ目が完了だな。2つ目は……魔力が回復するまで暫く待つか」
「暫く待つか……じゃないよ! 何!? あんな馬鹿魔力を出して一体何をしたのさ!」
頬を引き攣らせているネギに、持っていた時の指輪を見せる。
「ちょっとこのマジックアイテムをな」
「……このマジックアイテムは?」
「魔法世界で手に入れた奴で、時の指輪という。まぁ、簡単に言うと嵌めた者を不老にするマジックアイテムだな。あくまでも不老であって不老不死じゃないのがポイントだ」
「不老って……アクセル君はもう混沌精霊になってて半ば不老不死に近いのに、何でわざわざ?」
引き攣らせていた頬を元に戻し、不思議そうに尋ねてくるネギがそう尋ねてくる。
「何、俺が使う訳じゃないからな。ネギは俺の記憶を追体験したから分かってると思うが、俺がリュケイオスで平行世界に転移するとその世界とホワイトスターでは時差が生じる訳だ。平行世界で1月過ごした結果、ホワイトスターでは1日とか……あるいはその逆もな」
前者がSEED世界やこのネギま世界であり、後者がコードギアスの世界だ。
「なら可能性としては平行世界で1日過ごしたのに、ホワイトスターでは30年過ごしていたとかにもなりかねない。それどころか、100年という可能性もあるかもしれない。そんな風に恋人達と死に別れるのは御免だからな。元々俺がネギと一緒に魔法世界へと旅だった最大の理由がこの手のマジックアイテムだった訳だ」
「そうなんだ……うん、変に責めるような事を言ってごめん」
「別に気にする必要は無いさ。いきなり自分の近くであのレベルの魔力が集中すれば、何が起きたか気になるのは当然だ。それを前もって言っておかなかった俺のミスでもあるしな」
「でもあんなに
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ