第一章 護れなかった少年
第十八話 会合と謎
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から、って言おうとした瞬間に言われる。
何だ? もう一人いるのか?
と、僕の目の前にメッセージが出てくる。
『ネオン さんからパーティー申請を受けています
受理しますか? Y/N 』
「こと――」
「これで二人だから♪」
断る、と言ってNを押すつもりだったけど、こう言われちゃうと......
ハァ、と盛大にため息をつき。Yの方を押す。
「やた♪」
そしてもう一回盛大にため息。
そして切り替え。
「とりあえずよろしく、ネオン」
「うん♪」
とりあえず、一つ聞きたい。
何故ネオンがこんなにご機嫌なのだろうか。
はっきり言って少し怖い。
その後、僕達はこの26層を少し探索し、今日は帰ることとなった。
―☆―☆―☆―
「じゃ、私宿向こうだから!!じゃ〜ね〜!」
「じゃあね〜」
疲れた。
ダンジョンから帰ったと思ったら何故か買い物やらご飯やらに付き合わさせられた僕である。
しかも何故か僕のおごりで。
......と、まぁ、こんなことは置いといて。
「そこにいるんでしょ。出てきなよ」
ぶっきらぼうに言う。
ここ29層の主街区であるここ《摩天楼》は一言で表すと、暗い。
何故かここだけは時間の流れに関係なく朝昼晩、終始暗いのだ。
そして僕が呼びかけたのはその路地裏にいる一人の男。
が出てこない。
ハァ、と一回ため息をつき、
「いるんだろ? poh」
名前を言う。
と、それでわかったかのように背後の路地裏から出てくる男。
「Wow! 気づいてたのか」
黒いポンチョでフードを深くかぶっている男......《Poh》。
SAOの中で最も質の悪い殺人ギルドの一つ《笑う棺桶》のリーダー。
「生憎ながら僕は人の視線に敏感なんだよ。あんなにジロッと見るなんて『気づいてください』って言ってるようなもんだよ」
ちなみに何故僕が驚かないかと言うと、ここのところ、僕の前によく姿を現すからだ。
......まぁ、原因は結構前に襲ってきたから返り討ちにしたことなんだけど......。
「wow! ますます驚きだ。やっぱり入らないか?」
「断る!!」
ちなみにコイツが僕の前に姿を現す理由はもうわかってると思うけど、『やられたらやり返す。十倍返しだ!!』って訳じゃ無く、《笑う棺桶》への勧誘である。
毎回断ってるけど、正直しつこい。
「oh!即答かよ。なら、十倍返ししたいんだが??」
本音はそっちか!!
「それも断る。めんどくさい。あんたとバトルするなんてやる気にならな
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