4/12 新生活
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
カシャッ、という携帯のシャッター音が鳴る。…ぷっ。
……良い絵が取れた。
彼はそっとしておくとして、学校に急ごう。
担任は、やはりモロキンだった。
一縷の望みに賭けたんだが、ダメだったか。
何やらほざいているが、すべてスルー。スルーはお手の物だ。
そこからは、特に言うことは無い。
何やら嫌味を言っているが、すべてシャットアウト。
思わず欠伸が漏れる。
「センセー。転校生の席、ここでいいですかー?」
原作キャラ、里中 千枝の助け船によってようやく終わった。
カンフーが好きな、蹴り技が主体の子だったな。
ふむ。実際に見てみると、結構可愛いぞ。
「えっ!?」
「えっ?」
「か、かわ、可愛い…!?」
気付いたら、かなり顔が接近していた。
俺がぐっと近づいたら、キスも出来そうだ。さすがにしないぞ?
って、あら?
声に出してた?顔を真っ赤にして、千枝は慌てふためいている。
…ごまかそう。
「これからよろしく
「えっ!?あっ、うん…。よろしく…」
よし、成功。
千枝の後ろの席の雪子も顔を赤らめている気もするが、スルーだな。
で、そこからは授業。
俺が得意なのは、文系。理数系も出来なくはないが、文系の方が得意だ。
これは作者も同じ。メタ発言、失礼。
最後の授業も終わり放課という時、1本の校内放送が流れる。
指示があるまで、下校したらいけないらしい。
モロキンは最後に俺たちに帰らないよう言い残し、教室を出て行った。
何するかな…。今晩の献立でも考えるか。
何かサイレンが聞こえる気もするが、関係無いし。
天井を見つめてボーッとしながら考える。
そして、再び放送が。
事件があったからさっさと帰れ、ということらしい。
周りの生徒は何か興奮しだすし、アホか……。
帰ろ。
鞄を持って席を立つと、千枝が雪子を連れて話しかけてきた。
「あれ、帰り一人?よかったら、一緒に帰んない?あー、あたし里中 千枝ね。隣の席なのは知ってるでしょ?」
「知ってる」
「んじゃ、ヨロシク。で、こっちは天城 雪子ね」
「あ、初めまして…。何か、急でごめんね」
知ってますとも。
雪子も雪子も可愛いな。あっちには居ないタイプだ。
「のぁ、謝んないでよ。あたし、失礼な人みたいじゃん。ちょっと話を聞きたいなーって、それだけだってば」
「何が聞きたいのか知らないけど、帰らない?」
2人と一緒に帰ろうとした時、陽介が近付いてきた。
何か持っているな。DV
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ