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ペルソナ4〜覚醒のゼロの力〜
4/12 新生活
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カシャッ、という携帯のシャッター音が鳴る。…ぷっ。

……良い絵が取れた。

彼はそっとしておくとして、学校に急ごう。






担任は、やはりモロキンだった。

一縷の望みに賭けたんだが、ダメだったか。

何やらほざいているが、すべてスルー。スルーはお手の物だ。

そこからは、特に言うことは無い。

何やら嫌味を言っているが、すべてシャットアウト。

思わず欠伸が漏れる。

「センセー。転校生の席、ここでいいですかー?」

原作キャラ、里中 千枝(さとなか ちえ)の助け船によってようやく終わった。

カンフーが好きな、蹴り技が主体の子だったな。

ふむ。実際に見てみると、結構可愛いぞ。

「えっ!?」
「えっ?」
「か、かわ、可愛い…!?」

気付いたら、かなり顔が接近していた。

俺がぐっと近づいたら、キスも出来そうだ。さすがにしないぞ?

って、あら?

声に出してた?顔を真っ赤にして、千枝は慌てふためいている。

…ごまかそう。

「これからよろしく
「えっ!?あっ、うん…。よろしく…」

よし、成功。

千枝の後ろの席の雪子も顔を赤らめている気もするが、スルーだな。

で、そこからは授業。

俺が得意なのは、文系。理数系も出来なくはないが、文系の方が得意だ。

これは作者も同じ。メタ発言、失礼。








最後の授業も終わり放課という時、1本の校内放送が流れる。

指示があるまで、下校したらいけないらしい。

モロキンは最後に俺たちに帰らないよう言い残し、教室を出て行った。

何するかな…。今晩の献立でも考えるか。

何かサイレンが聞こえる気もするが、関係無いし。

天井を見つめてボーッとしながら考える。

そして、再び放送が。

事件があったからさっさと帰れ、ということらしい。

周りの生徒は何か興奮しだすし、アホか……。

帰ろ。

鞄を持って席を立つと、千枝が雪子を連れて話しかけてきた。

「あれ、帰り一人?よかったら、一緒に帰んない?あー、あたし里中 千枝(さとなか ちえ)ね。隣の席なのは知ってるでしょ?」
「知ってる」
「んじゃ、ヨロシク。で、こっちは天城 雪子(あまぎ ゆきこ)ね」
「あ、初めまして…。何か、急でごめんね」

知ってますとも。

雪子も雪子も可愛いな。あっちには居ないタイプだ。

「のぁ、謝んないでよ。あたし、失礼な人みたいじゃん。ちょっと話を聞きたいなーって、それだけだってば」
「何が聞きたいのか知らないけど、帰らない?」

2人と一緒に帰ろうとした時、陽介が近付いてきた。

何か持っているな。DV
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