TURN105 スカーレット=東郷その一
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TURN105 スカーレット=東郷
海賊達がまた来た、それを受けて。
東郷は選抜したメンバーに対してこう告げた。彼の他にはキャロル、ダグラス、レーティア、ネルソン、マンシュタイン、ロンメル、それに三国だった。
その三国を見てだ、フランスが残念そうにぼやいた。
「何でお兄さんは入れてもらえなかったんだろうな」
「あれっ、兄ちゃん残念そうだけれど」
「実際にそうだよ」
残念だとだ、イタリアにも言う。
「強いってことを否定されたからな」
「御前結構負けてきてるからな」
ロマーノはそのフランスに容赦なく言う。
「だからだろ」
「いや、艦隊指揮は得意だよ」
フランスはロマーノに少しムキになって返した。
「大型空母二隻に駆逐艦二個部隊でいけるからな」
「指揮もあの連中の方が上だろ」
日本、アメリカ、中国の方がだというのだ。
「というかあの三人ははまた桁外れだろ、国家の中でもな」
「それか、俺はあの三国程じゃないからな」
そこまで指揮がよくないというのだ。
「流石にな」
「あの三人攻撃や防御も上手だからな」
「俺よりもなあ」
「自分で言ってるじゃねえか」
「ああ、言ったか」
自分でもここで気付いた。
「まあ何ていうかな」
「今回は仕方ねえだろ、諦めろ」
「そうするか」
「それといいか?」
フランスが諦めたところでだ、田中が彼等のところに来て言って来た。
「うちの長官が海賊に向かう間連合軍の相手をする主力部隊はドイツさんが指揮することになったからな」
「えっ、ドイツなんだ」
「ああ、あの人なら大丈夫だからな」
その謹厳な性格と的確な采配を買われてのことだ、無論軍事能力の高さも考慮されている。
「うちの長官が決めたんだよ」
「ここでも俺は除け者かよ」
「フランスさんはこれまでと同じだよ」
「艦隊司令か」
「それで頼むな」
「仕方ねえな、じゃあ連合の奴等が来たらだな」
フランスは溜息と共に述べた。
「やるか」
「そういうことでな」
「今月は連合軍は動いていません」
〆羅が言って来た。
「モスクワで傷ついた艦隊を修理しています」
「じゃあ来月だな」
「はい、その攻勢は来月とのことです」
少なくとも今月ではない、〆羅はフランスに答える。
「ですからご安心下さい」
「今は大丈夫なんだな」
「長官達の戦いを見守りましょう」
「そうさせてもらうか。じゃあ応援だったらな」
フランスはここでこんなことを言い出した。
「綺麗な女の子達にバレエでも踊ってもらうか」
「バレエはロシアさんでは?」
「俺のところが起源だよ、確かにあいつバレエ好きだけれどな」
あくまで本場は彼だというのだ。
「俺だからな」
「韓国さんでは
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