暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
A's〜オリジナル 日常編
45話:冬といえば雪
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二人同時にリフトを降りて、板から外していた片足をきちんとはめる。

「それとも、俺だけ先に行って欲しいのか?」
「え、いやそんなんじゃ…」

そう言うと顔を少し俯かせて、手をもじもじさせながら小さく呟いた。

「お、お願いします…」
「はい、お願いされました」

とは言ったが、実はなのはの転倒シーンを撮ろうと思っていたりして。


















いや〜、滑った滑った!やっぱ運動って気持ちいいな!

「んで、運動の後は…」
「温泉よね!」

俺の言葉を引き継ぐように言うアリサ。その後方にはまだ着ていない浴衣を持った面々が揃っていた。

「よし、安心して入ってこい」
「淫獣はこっちで取り押さえた」
「なんでストラグルバインドなんだぁぁ!?」

俺とクロノの足下には、水色のバインドがかけられたユーノが横たわっていた。

「僕はもうこの姿でもいられるんだから、ここまでしなくても…!」
「前科があるんだ。警戒しない訳にはいかんだろ」
「そうだ。外すのはせめて彼女達が温泉に入って、僕と士がちゃんと男湯に入れてからだな」
「あの〜、そこまでしなくとも…」

その光景を見ていたなのはが口を出してくる。因にその側にはフェイトもいた。
まったくこいつらは……

「お前ら少しは人を疑うことを覚えた方がいいぞ。前科がある奴をよくもそんな風に許せるものだな」
「ごめんなさいごめんなさい反省してます許してくださいもうしませんのでその踏んでる足の力を緩めてくださいお腹にめり込んで痛いぃぃぃぃ!!」
「そ、そこまで反省してるんだし…ね?」
「う、うん…」

ふむ、確かに一理あるな。そう思った俺はユーノの腹から足をどかした。

「大丈夫よ、士」
「ん?何か対策があるのか、アリサ」

そこへアリサが結構自身あり気の顔をしてやってきた。

「こんな事もあろうかと、はやてからこれを借りて来てるわ」
「そ、そいつはいつぞやの…!」

アリサが取り出したのは、はやてが作り出したという例のハリセンだった。力加減で音の大きさが調節できるという、ネタとしてはかなりの代物だ。

「いざというときはこれでぶっ叩いてやるから」
「ふむ、それなら大丈夫か」
「いや甘いぞクロノ。防御魔法を使えば防げないこともない」
「あ、あの〜…」

クロノと協議をしていると、すずかが恐る恐る手を挙げる。

「どうしたかしたか?」
「そこまでするんだったら、士君達が先に入ってくればいいんじゃ…」
「「……あぁ!」」

すずかの提案に、俺とクロノが声を上げる。確かにユーノを風呂に放り込んでからなのは達が入れば、万事OKという訳か!

「よし、それでい
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