暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
A's〜オリジナル 日常編
45話:冬といえば雪
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…」
それを俺と一緒に見ていたアリサは呆れ、フェイトは力なく笑う。まぁ最初よりもマシであろう。当初は滑れもしなかったんだからな。
「うわっ!?」
「みぎゅぅ!?」
そこへ後方から変な奇声が聞こえてくる。誰かが到着したと思い振り返ってみると……
「お前らは何楽しそうに乳繰り合ってるんだ?」
「「楽しそうじゃない!それに乳繰り合ってもない!」」
そこにはウェアを着込んだユーノとクロノが転がっていた。しかも重なり合うように。
「ユーノとクロノって仲がいいよね」
「フェイト違うぞ。僕はこんな淫獣とは仲良くなった覚えはない」
「まだ言うか!」
「事実を言っただけだが?」
フェイトがその光景を見ながら言葉を漏らすと、上に乗っかっていたクロノはすぐに立ち上がり雪を払いながら言う。
ユーノもそれに対して立ち上がり、クロノとお互いに睨み合う。これはこれは……
「喧嘩する程なんとやら…」
「「士、それは違う!」」
「面白い程息ぴったりだなぁ」
実は仲いいだろお前ら。
「それはそれとして、クロノもユーノも滑れるんだな」
「あ、うん。なんとかね」
「君達のようにはいかないけど、な」
いやいや、それでも始めて数十分である程度滑れるのは、それなりにすごい方だと思うぞ?軽く説明してすぐ実践に移行したが、フェイトも含めた三人はすぐに順応してみせた。なのはに見せてやりたいぐらいだな……
因に、エイミィやリンディさんは美由希さんや桃子さんと一緒に滑っている。板はスキーで。
なのはは「今年こそと士君に付いていく!」と意気込んでいたが、結果は先程の通り。一人だとかわいそうだとすずかが残ってくれているが、成果はあまり見られない。
「まぁ、これでも発掘調査してたから、それなりに運動神経はあると自覚していたし…」
「僕もそれなりにな」
「そうかい。それはよかったな」
俺はそう言いながら外していたゴーグルを装着し、前を見据える。
「さて、それじゃ下まで行ってなのはとすずかを拾って上に行くか」
「なのは、大丈夫かな?」
「ま、それは上に行ってから心配することね」
「またぶつかってくるなよ淫獣」
「ぶつかって来たのはクロノの方だろ」
俺が軽くジャンプしながら後方に声をかけると、それぞれ反応を示す。まぁ。これなら心配ないな。
「それじゃ、行くぜ!」
ジャンプで前に飛び、そのまま斜面へ。重心を上手く操りスピードを上げていく。
「うぅ…冷たい…」
「まぁあんだけ転けてれば、当然だわな」
リフトの上で頬を摩るなのは。俺はポケットを探りながら、隣に座るなのはに言い放つ。それが何か癇に障ったのか、なの
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