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ユーノに憑依しました
それを始めの一歩にしました
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「てめえ!? 生きてやがったか!? 何だこのデバイスは!? 何で魔力が消えねえ!?」
「丁寧に説明するとでも思ってんのか? そのままくたばれよ、糞野郎」


 デビルテイルから雷が発生して、そのまま男の意識を刈り取った。

 男が気絶してもアンチマギリングフィールドが解除されない……傷が治せないじゃないか。
 デビルテイルもピクリとも反応しない、カートリッジを使いきったか。


「二人とも大丈夫か? 何処か怪我してないか?」
「うん」
「だいじょうぶ」


 ……俺の血を見て、お前の方が大丈夫か? と言う顔は止めてくれ。


「あーあ、完全にイカレちまってるな」


 デビルテイルのカートリッジシステムは全損寸前。羽の方はカートリッジが空だがまだ使えるな。


「コレ、貰っとくか? お守りだ」
「おまもり?」
「そう、コレがお前達を守ってくれる、そう言うおまじないだ」


 デビルテイルの羽をギンガとスバルに一枚ずつ渡す、一時的にマスター登録もしたから、流れ弾の一発二発ぐらいは止められるだろう。


「さて、此処から出ようか、あったかいご飯とお母さんがまってるぞ」
「……おかあさん?」


 男の襟首を掴んで無理やり筋力強化で男を引き摺る、フィールドがなければ楽だったのに……男も擦り傷だらけになるから良しとするか。


「目標を保護、これより撤収します」
「了解、ユーノ一人をこっちに、もう一人はクイントに渡して、アリア、ユーノの怪我を見て」
「大丈夫ですよ、これくらい」

「ほら、動かないで良く見せて……傷口は綺麗ね――――はい、おしまい、暫くすれば傷も目立たなくなるわ」
「ありがとうございます」
「良いのよ、これくらいしか役に立てそうにないし、さて、行きましょうか」


 アリアが俺に胸を押し付けて手を回すと、そのまま抱き上げられた。


「え? 何ですか?」
「脳震盪がまだ残ってるでしょ? 無理したり魔力を練ったりしないで絶対安静ね」


 ニコリと微笑むが、顔が近い、顔が近いぞ、アリアの目が何か――――その眼に引き付けられ……。


 あ、コレって魔眼――――――




 ……目を覚ますと、病院のベッドに固定されていた。


「……何この状況?」
「おー、起きたかユーノ、ネボスケだな」
「ロッテ、此処は何処? この状況は何?」


 ベッドの傍に居たと思われるロッテが平常運転だった。


「此処は管理局の集中治療室さ、ユーノに何かあったら大変だからな、暫くは検査入院だ」
「今直ぐ帰ってからやらなきゃいけない事が山ほどあるんだが?」
「ん〜? レイジングハートの発掘か〜?」
「解ってんなら今す
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