それを始めの一歩にしました
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達二人は使い魔だからフィールドの中だとかなり不利になる、護衛は部屋の前までだね」
「クイントさんも部屋の前で待機でかまいませんね?」
「そうね、ただでさえ室内だし、ウイングロードも使えないとなればフィールド内には入れない、行き帰りの足は任せて」
「では、クイントさんとロッテが先頭で突入、アリアと俺が後方への注意とサポートに回ります、部屋に着いて目標を救出後、速やかに離脱します、質問はありますか?」
「アンタのフィールド対策はどれくらい有効なんだい? 場合によっては作戦を中断して離脱するよ?」
「濃度にもよりますが通常でも数時間は軽く持ちます、移動できないのが欠点ですが、今回の作戦では問題なく使用できます、ご心配なく」
「わかったよ、お手並み拝見と行こうじゃないか」
俺達が転移して現場に着くと研究施設の包囲は完了していて、北側から強襲班が攻撃を始めていた。
「救出班より包囲班に通達、南から『壁を抜く』引き続き足止めよろしく」
「壁抜きって、アンタ何するつもりだ!?」
「昔らか言うじゃないですか、道は自分で開く物で、壁は撃ち抜く物だと『デバイス:デビルテイル』起動」
俺の左手に蒼い手甲と頭には八枚の羽が特徴的なインディアンハットが装備された。
「それがアンタのデバイス?」
「そう、危ないから鎮圧するまで離れてて、一番から八番まで起動……」
八枚の羽形デバイスがそれぞれカートリッジをロードしながら雷を発生させながら魔法陣を描く。
「――――――収束砲てえぇえぇ!!」
巨大な収束砲が緑色の光を撒き散らしながら研究施設の壁をぶち抜き、中腹まで巨大な穴を開けた。
八枚の羽から空になったカートリッジがバラバラと零れ落ちる。
「……な、何なんだい!? そのとんでもないデバイスは!?」
「管理局の魔法技術だと十年先まで無理だったんだけど、探してたデバイスが『もどき』しか出なくてさ、捨てるのもなんだし再利用してるだけ」
「もどきって、アンタの探してるデバイスはどれだけ化物なんだ!?」
「今の一撃を放つのにカートリッジ八発ぐらい使ってたよね? 魔力のロスが酷すぎるんじゃないかしら?」
「……まあ、アリアから視たらそうなるよな、チャージが最速な分、無駄に魔力消費するし……何より、ロマンデバイスだからなコレ」
「ロマンデバイス? 物好きが趣味で持つ無駄に派手な効果だけを生むアレかい? それにしちゃ実用性高過ぎでしょ!?」
「超効率的な魔力馬鹿を、俺の師匠として崇めてるからだと思う」
「……アンタが誰の真似をしてるか良く解ったわ、レポートは見せて貰ったよ、アンタも物好きだね、アタシには考えられないよ」
「褒め言葉として受け止めとく……あちらさ
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